当ブログ「理系男子のきこりんハウス」は、次のことを中心に取り上げたブログです。
- 家づくりの基礎知識
- 住友林業との家づくり
住友林業で2階建て40坪のマイホームを建築中である私が、経験談を記事にしました!
ぜひ、ご覧ください
「住友林業で、オプションが一切ない場合ってどんな家が建つんだろう?」
という疑問を解決する記事をシリーズ化したいと思います。
シリーズ第九弾となるこの記事では、外壁の標準仕様について徹底解説!
※2021年の情報です
なんと、標準仕様の外壁は、26種類104色もあるんです。
もちろん、住友林業の代名詞ともいえる、あの外壁もご紹介していますよ♩
早速見ていきましょー。
- 住友林業の標準的な外壁について
・第二弾 トイレ編
・第三弾 お風呂編
・第四弾 洗面化粧台編
・第五弾 フローリング編
・第六弾 ドア編
・第七弾 階段編
・第八弾 玄関編
・第九弾 外壁編
・第十弾 屋根編
外壁は1㎡あたり3,500円程度、家全体で100万円以上
まずは、外壁の価格から。
標準仕様の外壁は、1㎡あたりの価格が単価として設定されています。
- 外壁1㎡あたり
(3,339円:諸経費込 / 税込)
※諸経費は12%、消費税は10%(諸経費計上後)で計算しています
3,339円(諸経費込 / 税込)が、1㎡あたりの標準仕様の外壁の価格です。
と、そういわれても高いのか安いのかあまりピンとこないですよね…
ここでは我が家をモデルケースにして、家全体でどれくらいの価格になるか計算をしてみたいと思います。
我が家は、2階建て約40坪(1階:約26坪、2階:約14坪)で計画をしています。
この場合で、外壁の施工面積は約320㎡くらいです。
つまり、外壁の金額はこのように計算されることに。
- 2階建て約40坪(1階:約26坪、2階:約14坪)の外壁の価格(目安)
- 3,339円×320㎡=1,068,480円(諸経費込 / 税込)
これまでの標準仕様の最高額は玄関設備の701,044円(諸経費込 / 税込)でしたので、外壁はかなり高い設備だということがわかりました。
ちなみに、この記事ではご紹介していませんが、タイル(提案仕様)にするとさらに高額になります。
また、標準仕様の外壁の価格は、本体価格に含まれています!
ちなみにこの価格、本来は教えてもらうことができません。
提案仕様(オプション品)に変える時にだけ教えてもらうことができます。
(標準仕様と提案仕様の差額を見積もりに明記する必要があるので、教えてくれます)
なので、さらっとご紹介していますが、結構耳より情報だったりします。
このあたりの事情は、これまでの標準仕様の記事と一緒です。
標準仕様の外壁材:モルタル、窯業系サイディング
続いて、住友林業の標準仕様で採用が可能な外壁材の種類をお話していきますね。
近年の戸建て住宅では、たくさんの種類の外壁材が使用されています。
そのなかでも、代表的な外壁材はこのような感じです。
戸建て住宅に使用される代表的な外壁材
- モルタル
- サイディング(窯業(ようぎょう)系、金属系、樹脂系、木質系)
- タイル
- ALC(Autoclaved Light-weight Concrete)
このうち、住友林業の標準仕様で採用できる外壁材は、
「モルタル」と「サイディング」の2つとなっています。
「あれ、シーサンドコートどこいった?」
と思ったあなた! これからもうちょっと細かい話をしていきますね。
モルタルのご紹介
モルタルとは、セメントと水と砂を混ぜて作る材料のことです。
似たような材料にコンクリートがありますが、
コンクリートの場合は、セメントと水と砂と砂利を混ぜて作ってます。
「一般社団法人セメント協会」のサイトをご覧ください。
このモルタルを、職人さんが手作業で外壁に塗っていくんです。
ここで、「外壁材はモルタルです!」といった場合は、
「外壁材の下地にモルタルを使っています」という意味になります。
通常は、モルタルの上から仕上げ材を吹き付けて完成となるんです。
そして、住友林業では、この吹き付け用の仕上げ材がオリジナルの商品となっているのです!
また、最近ではシーサンドコートのほかに新しいオリジナルの吹付材が誕生しました。
その名もSODO(そうど)! 2020年に採用可能となりました。
材料に藁を使用しているので、和のテイストでおしゃれな外観のできあがりです。
この2つの外壁材については、このあと更に特徴をご紹介していきますね。
窯業系サイディングのご紹介
窯業系サイディングとは、セメントと木材繊維を材料にした板状の外壁材のことです。
この材料を、職人さんが外壁に貼って仕上げていきます。
モルタルと違って貼っていくだけなので、結構施工が簡単です。
つまり、職人さんの腕による仕上がり品質の差が少なく済みます。
ほかにも、窯業系サイディングは材料費が安かったりバリエーションが豊富です。
このため、戸建て住宅の外壁材シェアは80.4%という圧倒的な存在感を放っています。
「一般社団法人日本サッシ協会」の資料を引用しました。
一般社団法人って結構色々な分野があって、とてもユニークな協会もあるんですよ♩
話がそれましたが…なんと!
住友林業では標準仕様の窯業系サイディングは24種類もの中から選ぶことができるんです。
思った以上に多いですよね! すごくないですかコレ!?
詳しくはこのあとにご紹介していきますので、続きも要チェックですよ!
住友林業の外壁材の特徴
ここからは、住友林業の外壁材の特徴に踏み込んでいこうと思います。
次の4つに分けてご紹介していきますね。
- シーサンドコート (モルタル:エスケー化研)
- SODO (モルタル:アイカ工業)
- 窯業系サイディング(ケイミュー)
- 窯業系サイディング(ニチハ)
では、続きをご覧くださいませ。
各カタログで売りにしている特徴に絞ってご紹介します。
シーサンドコートの特徴
エントリーNo.1 シーサンドコートです。
エスケー化研が開発している、住友林業向けのオリジナル商品となります。
エスケー化研は建築仕上塗材の国内シェアNo.1を誇る超すごい会社です。
創業は昭和30年というかなりのベテラン!
当初から塗材事業に取り組んでいましたので、ノウハウも実績も抜群にあります。
ただ、化研と名前がついているだけあって、カタログはかなり化学っぽいディープな仕上がりになっています。
「防水性」「耐久性」「質感」に優れた3層塗装
1点目の特徴は、「防水性」「耐久性」「質感」に優れた3層塗装です。
もうこの特徴の時点で、外壁に求めたい性能や機能がモリモリ!
さきほど、モルタルについてご紹介をしたときに、
「モルタルの外壁は、表面に仕上げ材を吹き付けて完成となります」
とお話しました。
シーサンドコートは、この仕上げ材が3層塗装になっているんです。
具体的にはこちら。
- 下塗り:水性ミラクシーラーエコ
- 下地のモルタルの強度を高めます。
- 中塗り:弾性カラーサーフSi
- 対候性・耐久性に優れていて、モルタルがひび割れしてもコレは伸びてひび割れしません。
- 上塗り:シーサンドコートⅢLS主材
- 紫外線劣化を防止する塗材で仕上げ、対候性をアップさせます。
そんなに繰り返し塗装してるなんて、すっごい手間が掛かってますよね。
下地のモルタルを入れて4回ですよ! しかも職人さんの手作業!!
住友林業のシーサンドコートに対する熱い思いを感じずにはいられないです。
雲母石(うんもせき)によるキラキラしたデザイン
特徴の2点目は、雲母石によるキラキラしたデザインです。
住友林業を検討したことがある方は、
「シーサンドコートは太陽の光でキラキラする」
というお話を、どこかで目や耳にしたことがあると思います。
このキラキラは雲母石と呼ばれる鉱石の仕業なんです。
これを細かくしたものが、シーサンドコートの素材の一つに使用されています。
雲母石は、絵具の金属色として使われたりするほど光沢があったり、自動車の塗料にも使われたりしてるんです。
そんな雲母石の活躍によって、シーサンドコートは見る人を惹きつけるキラキラを放っているというわけ!
人体や環境に優しい材料
特徴の3点目は、人体や環境に優しい材料です。
さきほどご紹介した雲母石を含めて、シーサンドコートは次のような素材を使用しています。
- ホタテの貝殻
- 珊瑚(海岸に打ち上げられたもの)
- 雲母石(マイカ)
- セラミック着色骨材
これらの素材は、すべて水に溶けやすい性質を持っています。
水性だと何が嬉しいのかというと、中毒や火災の心配がなくなるんですよ!
安全性に非常に配慮された優しい素材たちなのです。
ついでに言うと、標準仕様なのでお財布に優しい…とも言えます。 たぶん。
カラーバリエーションは12色
最後の特徴として、カラーバリエーションについてご紹介しますね。
シーサンドコートのカラーバリエーションは12色あります。
さきほどご紹介した素材のなかの「セラミック着色骨材」で色を表現しているんです!
ベースカラーが9色、アクセントカラーが3色となっております。
カラーには名前がついてないので、画像だけご紹介しますね。
ちなみに、家全体をベースカラーだけで仕上げることはできますが、
アクセントカラーはその名のとおり一部にしか利用できません。
(設計さんいわく)
でもSNSを見ていると、
「アクセントカラーだけで仕上げたぜっ!」
という事例も目にしたことがあります。
なので、管轄の営業所によっては、施主さんさえOKを出せば施工してくれるのかも知れません!
気になる方は営業担当さんに聞いてみてくださいね。
また、自治体の条例によって選べない色が出てくる場合もあるそうです。
シーサンドコートの提案仕様を簡単にご紹介
標準仕様の紹介と言っておきながらですが、
シーサンドコートは住友林業の顔ともいえる仕様なので、簡単に提案仕様もご紹介しておきたいと思います。
シーサンドコートの提案仕様としては次の2点があります。
- 仕上げパターンの変更
- 表面のコーティング
仕上げパターンの変更
提案仕様の1点目は、仕上げパターンの変更です。
これは、上塗りの部分の仕上げパターンのことです。
標準仕様の場合だと「ラフ仕上げ」といって、塗材を吹き付けて終了です。
でも、提案仕様にすると、塗材を吹き付けしたあとに刷毛でラインを作ったり、コテで押さえたりなぞったりして仕上げることができます。
そんな仕上げ方のライナップは5つあります。
シーサンドコートの仕上げパターン(下に行くほど高額)
- ラフ仕上げ(標準仕様)
- 刷毛引き仕上げ
- ヘアーライン仕上げ
- トラバーチン仕上げ
- シラスL仕上げ
多分だけど1.3倍~1.5倍はするんじゃないかな。
特に、「トラバーチン」や「シラスL」にすると、外観のイメージも変わってくると思います。
お財布とよくご相談のうえ、検討してみてくださいね。
表面のコーティング
提案仕様の2点目は、表面のコーティングです。
白いカラーを選択した場合や交通量が多い道路に面する場合には、外壁の汚れがとても心配…
そんな心配をお持ちの方に向けて、外壁の表面をコーティングする提案仕様があります。
これは「キレインコート」と名前が付いていて、
水になじみやすいコーティングを行うことで、雨によって汚れを洗い流してくれるそうです。
でも設計担当さんいわく、違いはよく分からないそうです。
ここ5年くらいで1件しか採用したことがなく、しかもその1件は社員宅という組織票でした。
金額も数十万円するみたいなので、立地が気になる方やリッチな方はご検討くださいね。
SODOの特徴
エントリーNo.2 SODO(そうど)です。
アイカ工業が住友林業向けのオリジナル商品として開発しています。
アイカ工業は、化粧板などの建装建材や建具などを取り扱う会社です。
住友林業の標準仕様としてはSODOの取り扱いだけになりますが、造作洗面などを作る場合には非常にお世話になる救世主的な存在!!
住友林業に限らず多くのハウスメーカーや工務店で採用/利用されているはず。
それはそれはすごい会社なのです! しかも価格もリーズナブル!!
また、さきほどの繰り返しになりますが、SODOは2020年頃に誕生した新しい吹付材です。
生まれたてながら、
「SODOにしたよ~!」
というSNSの投稿もたくさん見かけるので、シーサンドコートと並ぶ人気の外壁に成長する期待感は高いです。
基本的な特徴はシーサンドコートとかなり似ていますが、1つ大きく違うところがあって、
「SODOの場合は質感ではなくデザインを激推ししている」
という、デザイン全振りなカタログ紹介になっています。
「防水性」「耐久性」に優れた2層塗装
特徴の1点目は、「防水性」「耐久性」に優れた2層塗装です。
違う点は、SODOの場合は2層塗装ということ。(シーサンドコートは3層塗装)
SODOの場合はこのような感じとなります。
- 下地調整材+下塗り
- 主材上塗り(SODO)
なお、SODOのカタログはシーサンドコートと違って、素材の名前まで細かく明記されていません。
なので私がご紹介できる情報はここまでになってしまいます…
でも、防水性と耐久性に優れた性能はきちんと保証しているらしく、紫外線に強い対候性やひび割れに強い耐久性は健在みたいです。
ぬくもりのあるデザイン
特徴の2点目は、ぬくもりのあるデザインです。
個人的には、この特徴がSODOの一番の推しポイントだと思います!
天然素材の藁すさを使った和のテイストが非常に素敵なのです。
独特の色合いが太陽の光と馴染んで、飽きのこない風合いを生んでいます。
「日本人なら嫌いな人いないっ!」
と言い切ってもいいくらい、幅広い年代の方に好まれるデザインに仕上がっているのです。
これにはちゃんと理由がありまして、
SODOは信楽焼や京都の街並みなど古くから愛される日本中各地の色をイメージして作られているからなんです。
また、タイルや木質素材などの素材とも相性がいいみたいです。
組み合わせたイメージ画像はこちら。 めっちゃカッコおしゃれ!!
色あせしにくくずっとキレイ
特徴の3点目は、色あせしにくくずっとキレイです。
SODOは退色の非常に少ない顔料を使用しています。
このため、いつまでも仕上がりの美しさを保ってくれるんだとか!
また、退色しない有効性は30年相当は保証されています。
ちなみに30年を超えたらどうなるのかと言うと、外壁の再塗装が行われるんです。
つまり、ある意味ずっと美しいままの姿を楽しめるということ…
少し裏技のような気もするけど、キレイならいっか!!
カラーバリエーションは10色
最後にカラーバリエーションについてご紹介しますね。
SODOのカラーバリエーションは10色あります。
さきほど少しご紹介したとおり、日本中各地の色をイメージして作られているんです。
- 信楽(SHIGARAKI)
- 瀬戸(SETO)
- 美濃(MINO)
- 淡路(AWAJI)
- 京 (KYO)
- 宮古(MIYAKO)
- 知床(SHIRETOKO)
- 会津(AIZU)
- 薩摩(SATSUMA)
- 備前(BIZEN)
まさにデザイン全振りの理由がここに詰まっています!
また、シーサンドコートと違ってベースカラーやアクセントカラーといった区別はないんです。
でも、標準仕様の「ラフ仕上げ」の場合は、次の4色はアクセント部分にしか利用できません。
これはシーサンドコートと同じで、濃い色のムラを気にしているからのようです。
※ラフ仕上げだとアクセント部分だけ利用可能
- 知床(SHIRETOKO)
- 会津(AIZU)
- 薩摩(SATSUMA)
- 備前(BIZEN)
SODOの提案仕様を簡単にご紹介
SODOも簡単に提案仕様をご紹介しておきたいと思います。
シーサンドコートとほとんど同じ感じですが、提案仕様としては次の2点があります。
- 仕上げパターンの変更
- 表面のコーティング
仕上げパターンの変更
提案仕様の1点目は、仕上げパターンの変更です。
仕上げ方のライナップは3つあり、標準仕様は「ラフ仕上げ」となります。
SODOの仕上げパターン(下に行くほど高額)
- ラフ仕上げ(標準仕様)
- 刷毛引き仕上げ
- コテ押さえ仕上げ
我が家はコテ押さえにしているため、金額は把握済なのです。
ラフ仕上げの場合が3,339円(諸経費込 / 税込み)だったので、コテ押さえにすると1.3~1.4倍くらい価格アップとなるみたいです。
表面のコーティング
提案仕様の2点目は、表面のコーティングです。
シーサンドコートで登場した「キレインコート」のSODO版です。
でも、このコーティングは非常にマイナーな提案仕様らしく…
その名も「ジェイストンコートキーパー」です!
もともと、SODOより前にジェイストンコートという外壁が存在していました。
その外壁も同じくアイカ工業が開発していたもので、その名残で付いている名前みたいです。
で、気になって金額を聞いてみたところ、我が家の場合で約30万円という衝撃高価格っ!!
性能に資金をつぎ込んだ方が後悔は少ないと言いますが…
そこは限られた予算での家づくり! 速攻で回れ右をしたのでした。
もし、「採用してるよ!」「採用するつもりだよ!」
という方がいましたら、ぜひぜひコメントをお寄せください。
窯業系サイディング(ケイミュー)の特徴
エントリーNo.3 窯業系サイディング(ケイミュー)です。
ケイミューは屋根材や外壁材、雨といなどを手掛ける総合外装建材メーカーです。
ディーゼルエンジンで有名なクボタと、松下電工(パナソニック電工)の住宅外装建材部門が統合して設立された会社になっています。(引用元:Wikipedia)
クボタ松下電工外装株式会社の頭文字をとってケイミュー(KMEW)になったそうです。
住友林業の仕様としては、今回の外壁のほかにも「コロニアルグラッサ」という標準仕様の屋根材で登場します。
18mm厚の深彫り感
特徴の1点目は、18mm厚の深彫り感です。
窯業系サイディングのデメリットの1つとして、
「タイルと比べると見た目が…」
という意見をかなり目や耳にすることがあります。
これは、彫り(溝)が浅くてのっぺりしていることが要因なのですが、ケイミューの窯業系サイディングは彫りがとても深いんです。
一般的な窯業系サイディングは14mm~16mmの厚みが多いのですが、
なんとケイミューの場合は18mmもあるのです。
「え、たった2mmの違い…?」
と思ったあなた! ほらほら、上の写真を見てください。
彫りの深さで高級感や上質感が全然違うように感じませんか?
中空構造設計による軽量化
特徴の2点目は、中空構造設計による軽量化です。
さきほど特徴の1点目で、ケイミューの窯業系サイディングは彫りが深いとお話しました。
こうなってくると心配なのが重さです。
でも、そこはさすが総合外装建材メーカー!
中空構造設計といって、中を空洞にした設計によって重量UPを抑えているんです。
具体的に16mmの商品と比較した場合ですと、
厚みは12.5%UPしていますが、重量は4.5%UPに留めることに成功しています。
キレイが長く続く「光セラ」
特徴の3点目は、キレイが長く続く「光セラ」です。
光触媒とセラミックコートを組み合わせた光セラ技術によって、美しさをずっと保つ工夫をしているんです。
詳しく説明すると、まず、光触媒とは環境浄化材料のことです。
光触媒に太陽や蛍光灯などの光が当たると、接触してくる有機化合物や細菌などの有害物質を除去することができます。(引用元:株式会社マコトサービス 光触媒とは)
これによって、汚れを分解してくれたり、水を弾いてくれたりと様々なメリットが生まれます。
さらに光セラは、光触媒より内側の層にセラミックコーティングをすることで、30年経っても色あせや劣化から守ってくれるんです。
洗濯バサミとか、太陽の光で劣化しますよね。
一連のメカニズムを画像でご紹介すると、このような感じです。
バリエーションは10種40色
最後の特徴として、バリエーションについてご紹介しますね。
なんと10種類40色もあります。
とんでもないヤツです。
全部ご紹介していたら長くなりますが、きっと外壁はみなさん興味津々のはず!
ということで頑張ってみました。
結構長いので、お時間があるときにじっくり見てご検討くださいね。
- ラウンドウェーブ : 4色
- ハーモレイド : 4色
- グラフストーン : 4色
- ラジウッド : 6色
- ガーランドタイル : 4色
- 寄木調18 : 4色
- レスティ : 4色
- コンポジション : 4色
- 新深石 : 3色
- トリニティストーン : 3色
いかがでしたでしょうか?
これだけ種類もあったら近隣のお家と被ることも少ないでしょうし、内装とマッチした好みの外観に仕上げられそうな気がしますよね。
ただ、ここで1つ重大なお知らせがあります。
このあとご紹介するニチハの窯業系サイディングの方がバリエーションのラインナップが多いんです。
ということで、このあとも心ゆくまで外壁記事をお楽しみください…!!
窯業系サイディング(ニチハ)の特徴
エントリーNo.4 窯業系サイディング(ニチハ)です。
ニチハは窯業系サイディングを主体としている内外装建材メーカーです。
元々はハードボードと呼ばれるコルクボードっぽい木質ボードを作っていた会社なのですが、不況など紆余曲折を経て内外装建材を手掛けるメーカーに成長を遂げました。
ケイミューの窯業系サイディングと比べると、全体的にエコや性能の部分をアピールした商品となっています。
また、住友林業の仕様としては、
今回の外壁のほかにも軒天(軒の裏側の天井部分)や破風(はふ:屋根の側面の板)の標準仕様、提案仕様で登場します。
国産木材チップを使用したエコ外壁
特徴の1点目は、国産木材チップを使用したエコ外壁です。
「えっ、木なのに燃えないの?」と不安になりますよね。
木って温度が高くなると表面が炭化して、中心まで熱を伝えにくくなる特徴があるんです。
そして、ニチハの窯業系サイディングは、建築用部材にならない端材を活用していて非常にエコなのです。
環境への配慮は会社としてとっても大事なこと! ニチハに対して好感が持てます!
また、それだけでなく、この国産木材チップは「ハニカム構造」というハチの巣でお馴染みの構造をしています。
このハニカム構造によって、サイディングの中に小さな空気の層を生みます。
そうすると、寒い日に凍結が起きても亀裂が起きることがなくなるんです。
ハニカム構造の空気層が吸収してくれるという仕組みです。
木材チップが入ることで、素人ではなかなか気が付かないようなメリットが盛りだくさんなのです。
高い寸法安定性と強度
特徴の2点目は、高い寸法安定性と強度です。
冒頭あたりの窯業系サイディングの特徴のなかで、
「窯業系サイディングは製造工程のなかで窯入れしてる」ということをお話しました。
ニチハの窯業系サイディングは、この窯入れ作業が非常に高温高圧の中で行われています。
そうすると、収縮や膨張が起きにくくなり高い寸法安定性を得ることができます。
高温高圧だと一気に硬くなるから安定するそう。
また、さきほど登場した木材チップによって、曲げに対しても強くなります。
鉄やコンクリートよりも木材が曲げに強いのは説明不要ですよね!
プラチナコートとマイクロガードにより美しさが長持ち
特徴の3点目は、プラチナコートとマイクロガードにより美しさが長持ちです。
ケイミューの「光セラ」とは少し違ったアプローチになっています。
まず、プラチナコートとは無機と有機の塗料をバランスよく混ぜたコーティングのことです。
無機の色あせに強い部分と、有機のひび割れに強い部分をうまくマッチさせることに成功しているそうです。
また、マイクロガードは一言でいうと「雨のチカラで汚れを落とす」機能です。
こちらはケイミューの「光セラ」とちょっと似てますよね。
このマイクロガードの技術、実はLIXILのものなんです。
外壁の汚れの約70%は排気ガスや雨筋といった「都市型汚れ」が原因だということを分析して、この都市型汚れをキレイに落とすことに力を入れた技術だそうです。
こちらから動画が視聴できます
バリエーションは14種46色
最後の特徴として、バリエーションについてご紹介しますね。
なんと14種類46色もあります。
とんでもないヤツです。
全部ご紹介していたら長くなりますが、きっと外壁はみなさん興味津々のはず!
ということで頑張ってみました。
結構長いので、お時間があるときにじっくり見てご検討くださいね。
- コートリーウッド : 3色
- ラドーレ : 5色
- モナビストーン : 4色
- クレミナウォール調 : 4色
- ウッドシェイクⅡ : 2色
- パルムボーダー調 : 3色
- ライトオーヤ調 : 3色
- ムスターストーン調 : 3色
- ステップモザイク : 3色
- ドリットロック : 3色
- コルモストーン調 : 5色
- アウラストーン調 : 2色
- キャスティングウッド : 4色
- マイスターウッド調 : 2色
ニチハだけでもとんでもないラインナップなのに、ケイミューの商品と合わせると24種類86色ですよ!!
「標準仕様はシーサンドコートとSODOだけじゃないぞ!」
という熱いメッセージがびしびしです!
まとめ:住友林業の標準仕様の外壁について
この記事では、住友林業の標準仕様の階段についてまとめました。
まずは価格!
標準仕様の外壁は、1㎡あたりの価格が単価として設定されていました。
- 外壁1㎡あたり
(3,339円:諸経費込 / 税込)
※諸経費は12%、消費税は10%(諸経費計上後)で計算しています
3,339円(諸経費込 / 税込)が、1㎡あたりの標準仕様の外壁の価格です。
我が家の場合は外壁の施工面積は約320㎡なので、1,068,480円(諸経費込 / 税込)でした。
内装にこだわるのはとてもすばらしいことだと思います。
でも外壁だって大事です!
一番ほかの人の目に触れる部分ですし、せっかくなら「素敵な家だな~」って思われたいですよね。
こだわりの注文住宅は、外観と内観がバランス良くマッチしてこそのもの!
それに、自分たちにとって好きな外壁を選ぶことができたら、出かける時も帰ってきた時も幸福度がちょっと上がる気もします。
また、今回ご紹介していない提案仕様の外壁としてタイルがあります。
軽く100万円以上は価格アップしてしまいますが、デザイン性もメンテナンス面も優れた商品ばかり!
予算とご相談のうえ、ぜひ検討してみてくださいね。
あわせると商品は非常に多くなりますが、すべてチェックしたうえで選んだ外壁なら納得感も段違いなこと間違いなしです!
では、標準仕様の外壁編はここまでということで!
おしまい。
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