20200228_フローリング評価_前編

ここまで知れば間違いなし!知識ゼロから学ぶフローリング(特徴編_前編)

こんにちは、かなぴです。
(Twitter : Kanapi_House)

フローリングに関する記事の第2弾です。

第1弾では導入編として、フローリングの重要性や種類、針葉樹と広葉樹の違いについてご紹介しました。

 

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フローリングアイキャッチ

 

第2弾は特徴編ということで、「無垢フローリング」と「複合フローリング(3種類)」について、見た目や踏み心地、メンテナンス性などを勝手に評価していきたいと思います。

 

家を建てるときに知っておきたい施主向けの知識です。マニアックな内容は含みません。

 

 

 

目次

評価の前提条件

評価にあたっては、以下の2点を前提条件とします。

条件1:品質がある程度高い商品であることとします

1点目は、各フローリングは粗悪品などではなく、品質がある程度高い商品であることとします。
特に無垢フローリングは、一本の木を加工して作られているという特徴があります。
木自体の品質や建材に加工する過程の作業品質が出来上がりにかなり影響します。
このため、人気や評価が高い建材メーカーの商品を選ぶことを強くオススメします。

 

条件2:各フローリングの塗装方法を仮定します

2点目は、各フローリングの塗装方法についてです。
一般的に、無垢フローリング、挽板フローリング、突板フローリングの3つは、傷や汚れを防ぐためにフローリング表面を塗装して仕上げています。

代表的な塗装方法は以下の3種類です。

 

  • オイル塗装
    植物性のオイルを木の表面に塗布して、内部に染み込ませる塗装方法
    表面に塗装の膜が出来ないため、自然の木に近い仕上げになる
  • ウレタン塗装
    ポリウレタン樹脂を木の表面に吹き付ける塗装方法
    表面に塗装の膜ができることで、傷や汚れに強くなる
  • UV塗装
    UV塗料を塗布し、紫外線を照射して塗料を硬化させる塗装方法
    表面に塗装の膜ができることで、傷や汚れに強くなる
    ウレタン塗装よりもコストと強度が高い

 

オイル塗装なのか、ウレタン塗装/UV塗装なのかによって結構評価が変わってきます
このため、事前にフローリングの塗装方法を仮定したいと思います。

 


 

ここは住友林業の施主らしく、住友林業クレストが取り扱うフローリングを元に仮定していきます。
住友林業クレストのフローリングのメンテナンスガイドのページによると、各フローリングごとの塗装は、
  • 無垢フローリング : オイル塗装 or ウレタン塗装/UV塗装
  • 挽板フローリング : ウレタン塗装/UV塗装
  • 挽板フローリング : ウレタン塗装/UV塗装

となっています。

 

住友林業クレスト株式会社

メンテナンスガイド:ワックスがけのページです。内装ドア、収納、フローリング、階段、化粧ボード、ファニチュア、接着剤など、…

 

このため、フローリングを以下の5つに分類して評価していきたいと思います。
  1. 無垢フローリング(オイル塗装)
  2. 無垢フローリング(ウレタン塗装/UV塗装)
  3. 挽板フローリング(ウレタン塗装/UV塗装)
  4. 突板フローリング(ウレタン塗装/UV塗装)
  5. シート系フローリング
ちなみに、話題に上がらなかったシート系フローリングは、表面がシートなので塗装は不要です。

各フローリングの評価

評価の項目は7項目として、それを5段階で評価していきます。

また、記事を書いているうちに結構長くなってしまいました。
そのため、このページでは「見た目」、「踏み心地」、「メンテナンス性」、「傷/汚れ耐性」の4項目を評価します

  • 特徴編(前半)で評価する内容 ★今回★
    • 見た目
    • 踏み心地
    • メンテナンス性
    • 傷/汚れ耐性
  • 特徴編(後半)で評価する内容 ★次回★
    • 熱耐性
    • 補修性
    • 価格
私かなぴの個人的な見解になります!その点ご注意ください。

 

見た目の評価

見た目の評価の観点は、木の自然な色合いが感じられるかどうかです。

各フローリングの私の評価結果はこちらです。
見た目の評価
無垢フローリング(オイル塗装)
無垢フローリング(ウレタン塗装/UV塗装)
挽板フローリング(ウレタン塗装/UV塗装)
突板フローリング(ウレタン塗装/UV塗装)
シート系フローリング

 


無垢フローリング(オイル塗装): 


 

  • 一枚一枚の節の違いまで楽しめる
  • 丸みを帯びたR溝
  • 経年変化で味わいが出る
  • ラグを敷くのは非推奨

 

まずは良い点からです。
本物の木をそのまま使用しているため見た目は申し分なく、一枚一枚の節の違いも楽しめるほどです
アンティーク家具との相性も抜群です!
おしゃれなインテリア雑誌に掲載されている写真は、無垢フローリングを使っていることが多いと思われます。

また、前回の導入編でもご紹介したように、フローリングの間が丸みを帯びたR溝な点も素敵ポイントです。

R溝
このほかにも、紫外線や酸化によってフローリングの色合いが徐々に変化していき、時が経つほどに味わいが出てきます
色合いの経年変化は、無垢フローリングに付いた傷と相まって、思い出に溢れたマイホームを演出してくれます。

どのように経年変化していくのかは木の種類によって異なります

大まかには、元が薄い色の木は濃くなり、元が濃い色の木は薄くなる傾向がありますが、必ずそうなるとは限らないため、細かい点は設計担当の方などに聞いてみることをオススメします

 

続いて悪い点…と言うよりは注意点です。
無垢フローリングにラグを敷いて生活した場合、敷いた部分だけ色合いが経年変化しません
日焼け跡のように違いがくっきり出てしまいます。
これには十分気を付ける必要があります。

 


無垢フローリング(ウレタン塗装/UV塗装): 


 

  • 一枚一枚の節の違いまで楽しめる
  • 丸みを帯びたR溝
  • 経年変化で味わいが出る(変化はやや緩やか)
  • ラグを敷くのは非推奨

 

良い点、悪い点(注意点)ともに、「無垢フローリング(オイル塗装)」と大きな差はありません。
ただ、ウレタン塗装やUV塗装を施した場合は表面に塗膜のツヤが見られるようになります
さらに、塗膜の影響で紫外線や酸化にも耐性が出るため、オイル塗装と比較すると経年変化は緩やかになります。

 


挽板フローリング(ウレタン塗装/UV塗装): 


 

  • 一枚一枚の節の違いまで楽しめる
  • 丸みを帯びたR溝
  • 経年変化で味わいが出る(変化はやや緩やか)
  • ラグを敷くのは非推奨

 

挽板フローリング(ウレタン塗装/UV塗装)は土台が基礎材です。
ただ、上に貼る木の厚みが1.0mm~2.0mm程度としっかりしています。
このため良い点、悪い点(注意点)ともに「無垢フローリング(ウレタン塗装/UV塗装)」とほとんど違いがありません。
実際に住宅展示場で並べて見比べてことがありますが、どっちがどっちか分かりません。
営業担当の方ですら、見た目の違いは無いと言うレベルです。
ただ、違いとまでは言えないですが、フローリング表面に節が強く出ている挽板フローリングは、商品自体があまり無いかも知れません。

 


突板フローリング(ウレタン塗装/UV塗装): 


 

  • ラグが敷き放題
  • 木が持つ本来の見た目を感じられにくい
  • 溝に丸みが無い
  • 経年変化が起こりにくい

 

突板フローリング(ウレタン塗装/UV塗装)になると木の厚みが0.3mm~1.0mmとかなり薄くなります。
これによる良い点としては、経年変化が起こりにくいためラグが敷き放題ということです。

 

続いて悪い点です。
木の厚みが薄いということは、木が持つ本来の見た目を感じられにくくなると言うことです
この点については無垢フローリングや挽板フローリングと比べると、かなり見劣りすると言わざるを得ません。
こちらも前回の導入編でもご紹介したように、フローリングの間の溝に丸は無く、素敵ポイントが減少します。
丸み無し溝
このほか、先ほど良い点でも触れたとおり、色合いの経年変化も起こりにくいです。
これは普遍性を求める場合は良い点なのかもしれません。
一方で、フローリングにこだわりを持つ観点ではデメリットかなと思います。
ということで、今回は悪い点として評価しています。

 


シート系フローリング: 


 

  • ラグが敷き放題
  • 表面が木ではない
  • 溝に丸みが無い
  • 経年変化が起きない

 

良い点については、「突板フローリング(ウレタン塗装/UV塗装)」と同様にラグが敷き放題であることです。
それよりはどうしても悪い点が目立ってしまいます。
まず、基礎材の上に化粧シールを貼っている商品です。
表面は木ではなく、木が持つ本来の見た目は感じられません
フローリングの溝についても、「突板フローリング(ウレタン塗装/UV塗装)」と同様に丸みを帯びていません。
色合いの経年変化にあたっては、シートのため発生しません

 

ただ、シートへのプリント技術は年々向上しています。
見た目の満足度も少しずつ高くなってきています。
特に、DAIKENのトリニティという商品はすごいです。
立体感のあるシート(特許取得済)を実現し、フローリングの溝にもこだわりを持って作りこんでいる(R溝)など、シート系フローリングとは思えないような高い品質を持っています。
星の数も多くなること間違いなし!
でも、その分高価な商品です。

 

DAIKEN-大建工業

DAIKENのフローリング・床材製品情報。広幅・立体感の意匠にこだわった商品。表面の質感にこだわり、広幅デザインで立体感…

踏み心地の評価

踏み心地の評価の観点は、足腰に優しく質感が良いかどうかです。
各フローリングの私の評価結果はこちらです。
踏み心地の評価
無垢フローリング(オイル塗装)
無垢フローリング(ウレタン塗装/UV塗装)
挽板フローリング(ウレタン塗装/UV塗装)
突板フローリング(ウレタン塗装/UV塗装)
シート系フローリング

 


無垢フローリング(オイル塗装): 


 

  • 踏み心地が柔らかい
  • 質感がサラッとして心地よい
  • 特になし

 

無垢フローリング(オイル塗装)の踏み心地に関しては、良い点のみで悪い点は特に無いと思います

 

このため、ここでは良い点のみに限定してお話します。
前回の導入編でご紹介したとおり、無垢フローリングは板の内部に空気の隙間が無数に存在します
この空気の隙間が衝撃を吸収する役割を果たしてくれます。
踏み心地が柔らかくとても快適です。
歳を取って足腰が弱くなってしまった場合でも優しく受け止めてくれます。

 

また、空気を含むことで調湿効果も生まれます。
質感はサラッとしており、素足で歩きたくなる心地良さがあります

 

踏み心地の柔らかさや質感は、針葉樹と広葉樹で異なります

  • 針葉樹(スギやヒノキ、パインなど)
    • 空気の隙間が多く、より柔らかな踏み心地とサラッとした質感
  • 広葉樹(オークやウォルナット、チークなど)
    • 空気の隙間が少なく、しっかりした踏み心地と質感

 


無垢フローリング(ウレタン塗装/UV塗装): 


 

  • 踏み心地が柔らかい
  • 質感がサラッとして心地よい(オイル塗装には劣る)
  • 特になし

 

無垢フローリング(ウレタン塗装/UV塗装)の踏み心地に関しても、良い点のみで悪い点は特に無いと思います

基本的には「無垢フローリング(オイル塗装)」と大きな差はありません。

 

ただ、ウレタン塗装やUV塗装を施した場合は表面に塗膜があります。
オイル塗装と比べるとサラッとした質感は感じられにくくなります

とはいえ、素足で歩きたくなる心地よさは健在です。

 


挽板フローリング(ウレタン塗装/UV塗装): 


 

  • 踏み心地が柔らかめ(無垢フローリングには劣る)
  • 質感がサラッとして心地よい(オイル塗装には劣る)
  • 特になし

 

挽板フローリング(ウレタン塗装/UV塗装)の踏み心地に関しては、良い点のみで悪い点は特に無いと思います

踏み心地の分野でも木の厚みが功を奏して、柔らかく感じます。

ただし、土台に基礎材が使われているぶん、無垢フローリングより空気の隙間が少なくなり、衝撃吸収性は多少弱くなります

基本的には柔らかく感じるので、ここは良い点に整理しつつ、無垢フローリング(2種)と比較すると若干落ちるといった評価にしました。

 

私は実際に住宅展示場で踏み比べたことがあります。
無垢フローリングと挽板フローリングとでは確かな違いがありました

ただ、ものすごく違う!というほどではありません。
踏み比べしてみないと気が付かないレベルといった感じです。
なので、住んでいると気にならないと思います。

 

また、無垢フローリング(ウレタン塗装/UV塗装)と同様に表面に塗膜がある分、サラッとした質感は感じられにくくなっています。

 


突板フローリング(ウレタン塗装/UV塗装): 


 

  • 特になし
  • 踏み心地が固い
  • 梅雨の時期に歩くと足に張り付く感覚がある

 

ここまでの踏み心地の評価は、良い点ばかりで悪い点は特に無いとしていましたが、ここからはその逆です。

突板フローリング(ウレタン塗装/UV塗装)は、木の厚みが0.3mm~1mm程度とかなり薄いです。

このため空気の隙間が相当少ないです。
踏み心地は固く感じます。

 

また、特に梅雨の時期になると、歩くたびにベタつく感覚があります

この違いは、無垢フローリングや挽板フローリングと踏み比べると、かなり明確です。

 


シート系フローリング: 


 

  • 特になし
  • 踏み心地が固い(突板フローリングより強い)
  • 梅雨の時期に歩くと足に張り付く感覚がある
  • フローリングに足跡が付くことがある

 

シート系フローリングの踏み心地の評価も、良い点を挙げるのが難しく、悪い点のみとして記載します。

まず、表面がシートのため、突板フローリングよりさらに踏み心地は固いです
梅雨の時期になると、歩くたびにベタつく感覚があり、時期関係なくベタ付くという意見もあると思います。
このほか、季節や個人差によっては、フローリングに足跡がうっすら付くこともあります

 

メンテナンス性の評価

メンテナンス性の評価の観点は、お手入れの頻度が少なく、楽かどうかです。

各フローリングの私の評価結果はこちらです。

メンテナンス性の評価
無垢フローリング(オイル塗装)
無垢フローリング(ウレタン塗装/UV塗装)
挽板フローリング(ウレタン塗装/UV塗装)
突板フローリング(ウレタン塗装/UV塗装)
シート系フローリング

 


無垢フローリング(オイル塗装): 


 

  • 特になし
  • オイルの再塗装が定期的に必要
  • フローリングの溝掃除が手間

 

メンテナンス性に関しては、無垢フローリング(オイル塗装)の良い点は無いと言っても良いかなと思います。

 

このため、悪い点のみの紹介となります。
まず、無垢フローリング(オイル塗装)は年1回~2回程度、定期的にオイルを再塗装してあげる必要があります。

 

忘れないでいただきたいのが、無垢フローリングに形は変わっていたとしても、本物の木であるということです。

 

その中でも特に「無垢フローリング(オイル塗装)」は自然の木に近い仕上げにしています。
植栽と同じように愛情を込めてメンテナンスする気持ちを持つ必要があります。
逆に言うと、こういったこまめなメンテナンスが好きという方にはちょうどいいのかも知れません。
このほかにも、無垢フローリングは季節によって多少膨張/収縮するため、フローリングの溝の掃除が大変です

 

伸縮/膨張についてのお話は次回の特徴編(後半)の中で、もう少し細かく説明します

 


無垢フローリング(ウレタン塗装/UV塗装): 


 

  • 定期的な再塗装は不要
  • 水拭きや市販の掃除グッズでお手入れ可能
  • ワックスがけが必要
  • フローリングの溝掃除が手間(オイル塗装よりややまし)

 

まずは良い点からです。

無垢フローリング(ウレタン塗装/UV塗装)の場合、再塗装は不要です。

塗膜の力によって、頻繁にメンテナンスする必要は無くなります。

 

ただ、再塗装が不要である代わりに、ツヤ感がなくなってきたり汚れが目立つと感じたときには、ワックスがけをしてあげる必要があります

その点はひと手間発生しますが、ワックスをすると傷や汚れにかなり強くなります。
水拭き、クリーナーやクイックルワイパーによる掃除が可能になります。

ちなみに、無垢フローリング(オイル塗装)の場合はワックスするとフローリングが割れることがあるため、やってはいけません!!

 

続いて悪い点です。

話の流れで先に出てしまいましたが、ワックスがけの手間があります。

また、「無垢フローリング(オイル塗装)」と同様に、季節によって多少膨張/収縮するため、フローリングの溝の掃除が大変です

ただ、ウレタン塗装/UV塗装を施すことによって、膨張/収縮の割合は多少抑えられます。

 


挽板フローリング(ウレタン塗装/UV塗装): 


 

  • 定期的な再塗装は不要
  • 水拭きや市販の掃除グッズでお手入れ可能
  • フローリングの溝掃除が楽
  • ワックスがけが必要

 

基本的には「無垢フローリング(ウレタン塗装/UV塗装)」と同じような感じです。

ただし、良い点として一つ大きく違うところがあります。

 

それは、土台に基礎材を使っているため季節による伸縮/膨張が無いことです

このため、フローリングの溝の掃除もかなり楽になります。

 


突板フローリング(ウレタン塗装/UV塗装): 


 

  • 定期的な再塗装は不要
  • 水拭きや市販の掃除グッズでお手入れ可能
  • フローリングの溝掃除が楽
  • ワックスがけが必要

 

こちらは、良い点、悪い点ともに「挽板フローリング(ウレタン塗装/UV塗装)」と同じような感じです。

ちなみにですが、見た目の評価でもお話したように、挽板フローリングと突板フローリングでは溝の作りが違います。
溝の作りが違うことを掃除の観点から考えたときに、突板フローリングの溝の方が掃除がしやすいのかな?とも若干思うのですが…。
そんなに大差ないかなぁということで同じ評価にしました。

 


シート系フローリング: 


 

  • 定期的な再塗装は不要
  • 水拭きや市販の掃除グッズでお手入れ可能
  • フローリングの溝掃除が楽
  • 特になし

 

シート系フローリングは、良い点、悪い点ともに「挽板フローリング(ウレタン塗装/UV塗装)」や「突板フローリング(ウレタン塗装/UV塗装)」と同じような感じです。
が、さらにワックスがけすら不要なメンテナンスフリー商品となっております。

お手入れがとっても楽です!
とにかく手間が掛かりません。

 

ちなみに、住友林業クレストのページでも「ワックス不要!したければご自由にどうぞ!」というスタンスで紹介されています。

傷/汚れ耐性の評価

傷/汚れへの耐性の観点は、傷や汚れが付きにくいかどうかです。
各フローリングの私の評価結果はこちらです。
傷/汚れ耐性の評価
無垢フローリング(オイル塗装)
無垢フローリング(ウレタン塗装/UV塗装)
挽板フローリング(ウレタン塗装/UV塗装)
突板フローリング(ウレタン塗装/UV塗装)
シート系フローリング

 

傷や汚れが付いた後の対応については、補修性の評価として特徴編(後半)で取り上げます

 


無垢フローリング(オイル塗装): 


 

  • 特になし
  • かなり傷が付きやすい
  • 汚れが染み込みやすい

傷や汚れに弱いのは、オイル塗装の宿命です。

その他のフローリングと比較するとかなり繊細です。
ここの評価は悪い点しかないのは仕方が無いと思います。

 

では、悪い点の具体的な内容です。

まずは傷に関してですが、踏み心地の項目でお話したように、空気の隙間が存在するため傷にとても弱くなります

キャスターが付いた椅子を使用したり、重たい家具を設置する場合は注意が必要です。
フォークやスプーンを落としただけでも傷が付くことがあるようです

 

針葉樹と広葉樹ではより空気の隙間が多い針葉樹の方が傷に弱い傾向があります

 

続いて汚れに関してです。

表面に塗膜がないために汚れも染み込みやすいです。
水や油が付いた状態でそのままにしておくとシミになってしまいます

キッチンなどの水回りに無垢フローリングを採用する場合は十分な注意が必要です。

 

かなぴ
我が家はキッチン、洗面台ともに無垢フローリング(オイル塗装)なので覚悟してます

 

傷や汚れも我が家の思い出だから!という素敵な考えの方にはむしろアリなのかも知れません

 


無垢フローリング(ウレタン塗装/UV塗装): 


 

  • 塗膜によって汚れには強い
  • かなり傷が付きやすい(傷は白っぽくなる)

 

良い点は、汚れに強いということで、これは「無垢フローリング(オイル塗装)」と比べると圧倒的に違います。

これは表面の塗膜のおかげです。
メンテナンス性の評価でお話したように、水拭き、クリーナーやクイックルワイパーを使っても良いという程度には強くなります

 

悪い点は、傷への耐性です。

こちらは基本的に、「無垢フローリング(オイル塗装)」と変わりありません。
ただ、傷は塗膜に付くため、その傷口は白っぽい感じになります

 


挽板フローリング(ウレタン塗装/UV塗装): 


 

  • 塗膜によって汚れには強い
  • ヘコミ傷に多少強い
  • 擦り傷はかなり付きやすい(傷は白っぽくなる)
挽板フローリングになると、汚れに強いほかに、傷に関して良い点が一つ増えます。
それは、基礎材があることで、無垢フローリングと比較するとヘコミ傷に多少強くなることです。
一方で、悪い点として擦り傷耐性が弱いことは無垢フローリングから据え置きです。
これは、木の厚みが1.0mm~2.0mmと厚いためです。
もちろん、ウレタン塗装/UV塗装のため傷口が白っぽい感じになります。

 


突板フローリング(ウレタン塗装/UV塗装): 


 

  • 塗膜によって汚れには強い
  • ヘコミ傷、擦り傷ともに強い
  • 特になし

 

突板フローリングになると、汚れ/傷ともに強くなり良い点ばかりです

悪い点は特にありません。

 

挽板フローリングからさらに進化した点は、擦り傷にも強くなるということです

木の厚みが0.3mm~1.0mmと薄いことが幸いして、深い傷は基礎材がガードしてくれるようになります。

このため、大きいテーブルやソファーを置いた場合も「傷付いたらどうしよう…」という心配がほとんど無くなります。

キャスター付きの椅子も、たくさんコロコロしてください。

 

汚れに対しては無垢フローリング(ウレタン/UV塗装)、挽板フローリング(ウレタン/UV塗装)と同じです。

 


シート系フローリング: 


 

  • 塗膜によって汚れには強い
  • ヘコミ傷、擦り傷ともに強い
  • 特になし

 

シート系フローリングも良い点ばかりです。

さすが基礎材にシートを貼っているだけあって、ほぼ基礎材そのもので傷にひたすら強いです。(褒め言葉です)

ベニヤ板に傷が付きにくいことと同じような感覚です。

汚れに関しては、塗装やワックスに頼ることなく、シートの力できちんと耐えてくれます。

 

 

 

まとめ

フローリングの第2弾は特徴編ということで、「無垢フローリング」と「複合フローリング(3種類)」について、どのフローリングを選ぶか判断するうえで大事だと思われる7つの項目を5段階で勝手に評価することにしました。

また、記事が長くなったため、今回はこのうち「見た目」、「踏み心地」、「メンテナンス性」、「傷/汚れ耐性」の4項目を評価しました

 

  • 特徴編(前半)で評価する内容 ★今回★
    • 見た目
    • 踏み心地
    • メンテナンス性
    • 傷/汚れ耐性
  • 特徴編(後半)で評価する内容 ★次回★
    • 熱耐性
    • 補修性
    • 価格

現在の評価状況はこのような感じです。

無垢フローリング
(オイル塗装)
無垢フローリング
(ウレタン塗装/UV塗装)
挽板フローリング
(ウレタン塗装/UV塗装)
突板フローリング
(ウレタン塗装/UV塗装)
シート系フローリング
見た目
踏み心地
メンテナンス性
傷/汚れ耐性

 

次回は第2弾の特徴編(後半)ということで、「熱耐性」、「補修性」、「価格」について勝手に評価していきます。

引き続きお付き合いくださいませ。

おしまい。

20200228_フローリング評価_前編
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