20200206_エアドリームハイブリッド

住友林業の全館空調システムは超優秀!でも初期費用は500万円!?真相を語る

こんにちは、かなぴです。
(Twitter : Kanapi_House)

今回は、住友林業の全館空調システム「エアドリームハイブリッド」がテーマです。
エアドリームハイブリッドの採用一歩手前までいった私が、

  • 全館空調システムとは
  • エアドリームハイブリッドはココがすごい!
  • エアドリームハイブリッドはお値段もすごい!!

といった内容をお話していきたいと思います。

結論から言うと、エアドリームハイブリッドは超優秀なシステムです。
一般的な全館空調システムが持っていない特長をたくさん持っています。

ただ、お値段は全く優しくないです。スパルタです。
我が家では希望通りの仕様で採用しようとした場合、初期費用が500万円程度掛かることがわかりました。(それを聞いて即断念しました)

採用を検討しようかな?とお考えの方はぜひ参考にしてみてください。
なお、この記事では住友林業HPの画像やパンフレットを多く利用させていただいています。
ありがとうすみりん!!

 

全館空調システムってなんだ?

全館空調システムの説明

全館空調システムはその名のとおり家全体の空調を一括で管理できるシステムのことです。
元々はビルや大型商業施設に導入されているシステムです。
住宅性能の向上にともない、ここ数年間で住宅業界に進出を開始しました。

代表的なメリットはこちら。

1. 季節による温度差が少ない
2. 部屋ごとの温度差が少ない
3. ルームエアコンの設置が不要となる


季節や部屋による温度差が少なくなることで、暑い日に納戸で作業しても寒い日に脱衣所やトイレにいっても超快適!

また、ルームエアコンの代わりに大きな室内機を天井裏や機械室に設置して、各部屋には吹き出し口だけを設置します。
このため、室内のインテリア性を損なうことがありません。

かなぴ
室外機の台数も少なくて済むため、外観もキレイです。
神システムかな?

そんな全館空調システムにもデメリットがあります。

1. 費用が高い
2. とにかく乾燥する
3. ハウスメーカー/工務店ごとに採用できる製品が決まっている

まず、費用が高いです。
一般的に初期費用は50万円~300万円くらいするため、ルームエアコンが要らないとはいえ足が出ます。
さらに、ルームエアコンよりカバーできる範囲が広い分、月々の電気代も高くなります。
月々の電気代に関しては「ルームエアコン+床暖房と同じくらい」と謳っている製品もありますが、全館空調システムの場合は基本的に春秋も送風運転が必要になるはずなので、個人的には全館空調システムのほうが高くなると思っています。
次に、とにかくめちゃくちゃ乾燥します。これもルームエアコンの強化版ですね…。
吹き出し口からまあまあな風量で吹き出してくるようで、1年経たないうちにクロス(壁紙)が傷んでしまうケースもあるようです。
住友林業(エアドリームハイブリッド)のパンフレットには冬場の加湿器の目安は40坪の住宅で1ℓ/時間と記載されています。
もうからっからです。
なお、加湿器はどこか一か所に置いていれば配管を通って家全体を加湿してくれます。(エアドリームハイブリッドだけかも)
そして最後に、全館空調システムはハウスメーカー/工務店ごとに採用できる製品が決まっています。
家の構造に影響したり、空気が正しく循環できるように設計する必要があるため、なかなか自由にと言うわけにはいかないみたいです。
まだまだ新しいシステムのため、将来的には自由に製品を選べる時代がやって来るのかも知れません。

ちなみに、全館空調システムは家全体の空調を管理するといった仕様上、換気システムの機能を有している商品が一般的です。
かなぴ
全館空調による電気代を安くするため、基本は熱交換方式の第一種換気システムを採用している…はず。
※熱交換方式とは、換気時に外気を室温に近づけたうえで室内に取り入れる方式のことです
住友林業の場合、第三種換気システムが標準ですが、全館空調システムを採用した場合は熱交換方式の第一種換気システムに変更になります。
 

エアドリームハイブリッドはここがすごい!

01.全館空調概要説明

 
ここからはエアドリームハイブリッドについてお話していきます。
エアドリームハイブリッドはazbil社(アズビル)の戸建住宅向け全館空調システム「きくばり」をベースにした商品です。
あまり聞き馴染みが無い会社ですが、これまでにビル・建物向けの空調システムを提供していて、100年以上の歴史を持つめちゃくちゃ大きい会社です。すごいです。
冒頭でもお話したとおり、全館空調システムはビルや大型商業施設が発祥のため、もうこの時点で信頼度はうなぎのぼりです。

タイプは3種類あります。
  • 機械室に室内機を置くタイプが2種類(fタイプ:30坪~40坪用、sタイプ:40坪以上用)
  • 屋根裏に室内機を設置するタイプが1種類(rタイプ:40坪以上用)
なお、全タイプ共通で、換気装置本体は屋根裏に設置し屋根裏から配管を通って各部屋に空気を吹き出しています。
どのタイプが良いのかについては、部屋の広さや屋根裏の大きさによって住友林業側から提案があるものと思います。

一般的な全館空調システムには無い、エアドリームハイブリッドならではの代表的な特長はこちら。

1. 空気がきれい
2. 各部屋ごとに好きな温度に設定できる(sタイプのみ) ★有料オプション★
3. 加湿ができる ★有料オプション★

これらの特長がホントにすごいんですよ!
それぞれの特長をもう少し細かくご紹介したいと思います。

空気がきれい

特長1_空気がきれい

1点目は空気がきれいということです。

エアドリームハイブリッドは換気装置の部分に電子式エアクリーナーを採用しています。
この電子式エアクリーナーが静電気のちからで集じんし、各部屋にはきれいな空気が届けられる仕組みとなっています。

この仕組みを利用すると、PM2.5どころかそれよりもっと小さい粒子を持つタバコの煙まできれいにしてくれるという優れものです。

かなぴ
たばこ吸わないんだけどね笑

各部屋ごとに好きな温度に設定できる

VAV制御

2点目は各部屋ごとに好きな温度に設定できるということです。

この機能は、有料オプション(提案仕様)となっており、機械室に室内機を置くタイプ(sタイプ:40坪以上用)しか導入することができません。なんでだろう?

全館空調システムはすべての空間を1台の装置で空調しているため、家全体で同一の温度となることが一般的です。
このため「寝室は暑く(寒く)なり過ぎないようにしたい」とか「使わない部屋は送風のみにして省エネにしたい」という要望があっても、それを叶えることはできません。

そんなお悩みを解決するのがこの機能!
VAV(Variable Air Volume Control)と呼ばれる機能を使うことで、部屋ごとの温度調整が可能となります。

具体的には、吹き出し口の前に風量をコントロールする弁のようなモノが付いています。
この弁の開け閉め具合を調整することで温度調整を行います。

各部屋で温度調整ができるため、リモコンも各部屋に設置するようになります。
ちなみに、一括操作ができるタブレット型のリモコンもありますが、これも有料オプションになります。

ひぃー!どんどん高くなっていく…。

加湿ができる

エアワッシャー型加湿

3点目が加湿ができるということです。

個人的にはこれが超超優秀な機能だと思っています。

先ほどお話したとおり、全館空調システムはとにかく乾燥します。
機能面ではこれが一番のデメリットではないかと考えています。

エアドリームハイブリッドはこのデメリットを有料オプションという名の金で解決します。
この機能は、装置内に空気を加湿できる専用のユニットを設置し、空調空気を各部屋に送り届ける前に加湿することで家全体を加湿する仕組みとなります。

さらに!さらにぃぃ!!
加湿ユニットは自動で給水することに加えて、次亜塩素酸で勝手に洗浄もしてくれます。
ということは!加湿器に給水するという手間が省けるのです!

これぞ機能の倍プッシュ…! 圧倒的感謝っ…!  なんという僥倖…!
(版権の都合上、脳内イメージで補完をお願いします)

とはいえ水道工事も必要になるため費用も倍プッシュです。

ちなみに、地域によってはこの機能が利用できない場合があるようです。
給水に利用する水の質によっては次亜塩素酸にすることができないからではないかな~?と思いますが、詳しくは営業担当の方にお尋ねください。

エアドリームハイブリッドの初期費用は約500万円だぞ!

ここからは費用のお話です。

我が家はこの優秀なエアドリームハイブリッドに相当惹かれていました。
が、こっぴどくフラれることになります。

我が家は2階建て約40坪程度となる予定で打ち合わせを進めています。

かなぴ
間取りは別の記事でご紹介させてください!

この場合、機械室に室内機を置くタイプ(sタイプ:40坪以上用)を採用することで見積をいただきました。
その額なんと約320万円…!
全館空調システムの大体の相場を50万円~300万円と把握していたこともあり、この時点で内心「ぐっ…っ」です。

「エアドリームハイブリッド優秀だし仕方ないか、VAV機能は除くことも検討するか…加湿機能は譲れないしなぁ。」
と思っていた矢先に、



担当営業
どちらの機能も見積もりに含めておりません

おいテメー!

心の声はこれぐらいのボリュームです。
それぞれの機能を含めるといくらになるのかは担当営業の方では即答が難しかったため、azbil社の方に聞いてみることにしました。

その結果、加湿機能100万円弱、VAV機能100万円程度ということが発覚!!

おめえふざけんじゃねえよ

思わずボビーオロゴンです。
ボビーオロゴンってホントは日本語めっちゃ流暢らしいですよ!

そんなわけで、初期費用の総額は500万円を超えることが分かりました。
さらに驚くべきことに、税抜きなんだよね…これ。

パンチはまだまだ続きます。

エアドリームハイブリッドは1年ごとに定期点検を行う必要があり、その中で装置の点検や洗浄・交換を実施します。
複雑な装置のため、定期点検はazbil社の方に実施していただくことになります。

これが年間5万円程度かかります。一応アフターサービスの位置づけなので利用しないことも可能らしいです。
ただし、加湿機能を付けた場合は加入が必須となり、定期点検の費用も年間6~7万円程度に増額されます。

まだまだ終わりません!
機器交換の話が残っています。

これも冒頭でお話したとおり、全館空調システムはここ数年間で住宅業界に進出を開始したシステムであり、エアドリームハイブリッドも例外ではありません。

このため、現時点で機器交換時期(メーカー推奨ではなく実交換時期)は明確に提示できるものでは無いみたいでしたが、だいたいルームエアコンと同じく15年程度ではないかと言うことでした。

よって15年後には機器交換のお金が必要になります。その額は250万円程度と想定されるとのこと。

…もうネタ切れです。
ボビーも裸足で逃げ出します。

というわけで、エアドリームハイブリッドは叶わぬ恋で終わってしまうのでした。

現在は、「その代わりいいエアコンにしてやる!」という決意を胸に新たな一歩を踏み出しているところです。

 

まとめ

全館空調システムは近代的なシステムです。
高気密高断熱の住宅であれば、導入することで日々の暮らしが快適になること間違いなし!

その中でも、とりわけエアドリームハイブリッドは「空気がきれい」「加湿ができる」「各部屋ごとに好きな温度に設定できる」という点で、非常に非常に優秀な全館空調システムだと私は思います。未だに大好きです。

azbil社さんにこの想いは届いているでしょうか?

ただし、お値段はその分高額になっています。
場合によっては「初期費用500万円以上」「維持費用6~7万円程度/年」「機器交換費用250万円程度/15年程度」と完全に貴族向けの設備です。
全てのオプション(提案工事)を投げ出しても足りない可能性があります…。

我が家に導入は叶いませんでしたが、この記事を参考にして「よし入れてやろう!」と思った方、ぜひ仇を取ってください。

そして、もっともっと全館空調システムの開発/改良が進み、いつか住宅に当たり前の設備へと発展を遂げ、みなさんがその恩恵を存分に受けられることを切に願います…!!

おしまい。

20200206_エアドリームハイブリッド
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