当ブログ「理系男子のきこりんハウス」は、次のことを中心に取り上げたブログです。
- 家づくりの基礎知識
- 住友林業との家づくり
住友林業で2階建て40坪のマイホームを建築中である私が、経験談を記事にしました!
ぜひ、ご覧ください
「住友林業で、オプションが一切ない場合ってどんな家が建つんだろう?」
という疑問を解決する記事をシリーズ化したいと思います。
この記事では、みんな大好きキッチンの標準仕様について徹底解説!
※2021年の情報です
オプション無しのキッチンは、満足できるのか…!?
早速みていきましょー。
- 住友林業の標準的なキッチンについて
・第二弾 トイレ編
・第三弾 お風呂編
・第四弾 洗面化粧台編
・第五弾 フローリング編
・第六弾 ドア編
・第七弾 階段編
・第八弾 玄関編
・第九弾 外壁編
・第十弾 屋根編
キッチン設備は全部で61万円
まずはキッチン設備の一覧について。
住友林業のキッチン設備は、次の3つに大きく分けることができます。
- キッチン本体
(531,140円:諸経費込 / 税込) - キッチン水栓
(35,876円:諸経費込 / 税込) - ビルトイン浄水器
(39,017円:諸経費込 / 税込)
※諸経費は12%、消費税は10%(諸経費計上後)で計算しています
ちなみにこの価格、本来は教えてもらうことができません。
(標準仕様と提案仕様の差額を見積もりに明記する必要があるので、教えてくれます)
キッチン本体はクリナップ、LIXIL、トクラス、永大産業の4社!
ここからは、それぞれの設備についてまとめていきますね!
さっそくキッチン本体から。
住友林業の標準仕様のキッチン本体は、次の4社の設備メーカーから選択できます。
- クリナップ
- LIXIL
- トクラス
- 永大産業
各カタログで売りにしている特徴に絞ってご紹介します。
クリナップの特徴
エントリーNo.1 クリナップです。
クリナップはシステムキッチンの専業メーカーとして、人気がすごく高いです。
カタログのキャッチコピーは「キレイが続く、うれしい!たのしい!キッチン」です。
とにかくキレイで使いやすいキッチンだよ!ということを特徴として売り出しています。
流レールシンク
クリナップの特徴といえば、なんと言っても「流レールシンク」です。
安心してください、標準仕様に含まれてますよ!!
簡単に言うと、シンクに溝を作ることで、水を流すときにゴミや汚れが排水溝に集まりやすくなっているシンクです。
こちらから動画が視聴できます
ステンレスエコキャビネット
そして代表的な特徴が、もうひとつ。
キャビネット(棚)が全てステンレスなんです。
これは、ステンレスエコキャビネットと名前がついてます。
ステンレスにこだわることで、次のメリットがあります。
- サビ、水・油汚れ、熱にも強い
- カビやニオイもつきにくい
- 汚れも一拭き、美しさが長持ち
- 長寿命で、とってもエコ
キャビネットのステンレス仕様が標準で選べるのはクリナップだけになっていて、非常にお得です。
ツールポケット
特徴の3点目は、ツールポケットです。
ツールポケットは、シンクの下の引き出しについてます。
なんと、フライパンや片手鍋を立てて収納できる!
ありがたい…!!
今、住んでる社宅のキッチンは横置きしかできないので、取り出しにくいし、収納もすごく手間なんです。
その日々のイライラを解消してくれるポケット!
主婦目線で作り込まれているのが、とっても伝わってきますよね。
注意!!洗エールレンジフードは標準仕様じゃない
クリナップでは、洗エールレンジフードという、非常に人気の高いレンジフードがあります。
これは、ボタン一つでレンジフードを自動洗浄できるという、業界初となる素晴らしいレンジフードです。
残念なことに、これは標準仕様に含まれないのです…!!
提案仕様(オプション)になっていて、約120,000円(諸経費込 / 税抜)が別途必要です。
洗エールレンジフードが決め手、という人も結構多いと思うんです。
我が家もそうでした。
ですので、どうしてもクリナップで洗エールレンジフードを採用したい!と思った方は、提案仕様分のお金が必要になるとお考えください。
気になる人は、営業担当さんに直接聞いてみてください!
このほかの提案仕様については、この記事では割愛します。
LIXILの特徴
エントリーNo.2 LIXILです。
LIXILは建築材料・住宅設備機器業界最大手の、言わずと知れたすごい会社です。
カタログのキャッチコピーは「ひとつ上のキッチンで、毎日を上質に。」です。
デザイン性、機能性、快適性が違いますぜ?ということを特徴として売り出しています。
2色の内装キャビネットカラー
まずはデザイン性です。
キャビネットや内装パーツのカラーが2色からコーディネートできます。
待って、これ激カッコおしゃれじゃないですか!?
クリナップとは完全に差別化されてますね。
くっ…機能も大事だけど見た目も大事…!!
キッチンってかなり存在感大きいですし、デザイン重視でも高い満足感が得られること間違いなしです。
使いやすいひろびろシンク
お次は機能性です。
とにかくひろびろと使いやすいシンクを前面にご紹介してます。
わかる…わかるよ…!!
せまいと本当に使いにくいんですよね。
調理する時はもちろんですが、食器を手洗いする場合も洗いづらいんですよね…。
広く使えるってだけで、作業効率は段違いです。
ちなみに、標準の中でもバリエーションがあって、幅はそれぞれ違うみたいです。
らくパッと収納シェルフ付き
特徴の3点目は、快適性です。
引き出しやすくて見やすい、そして大容量という、まさに快適性を追い求めた収納!
収納が使いやすければ、とにかく調理がストレスフリー!
それに、キッチンカウンターに調理器具を置きっぱなし…ということも少なくなります。
収納ひとつでキッチンの満足度は結構違うかも知れませんよ?
こちらから動画が視聴できます
注意!!セラミックトップは標準仕様じゃない
住友林業でLIXILのキッチンにしたよ!という方には、カウンタートップのセラミックに惹かれたという方がとっても多いです。
実際に超カッコいいです。
性能面でもステンレスと人工大理石のいいとこ取りみたいなチート性能をしています。
そして、他の3社(クリナップ、トクラス、永大産業)は、住友林業の仕様ではセラミックを選択することができません。
これがLIXILのキッチンの最大の強みです。
でも、これが標準仕様じゃないんですよ…!!
商売上手というか、かゆいところに絶妙に手が届かないのです。
そうは言っても、セラミックは高いので仕方ないです。
軽く見積もってもらっただけで、正確な金額は知らないのですが、200,000円以上(諸経費込 / 税抜)はします。
ただ、見た目と性能がレベルアップすることは間違いないので、LIXILにしたいという方はぜひご検討ください。
このほかの提案仕様については、この記事では割愛します。
トクラスの特徴
エントリーNo.3 トクラスです。
トクラスはキッチンやお風呂といった住宅設備を製造する会社です。
あまりなじみがない会社ですが、元々は楽器メーカーであるヤマハの家具・住宅設備部門です。
それが分社化やらなんやらして、トクラスとなっています。
カタログのキャッチコピーは「いつも、いつまでも、心地よく。」です。
毎日使うものだからこそ、心地よさを追い求めたいものです!
人造大理石カウンター & マーブルシンク
まずは人造大理石カウンター & マーブルシンクから。
トクラスの人造大理石は「クラストン」という名前が付いています。
(写真の「ニューグラーナ」は、クラストンのカラーバリエーションの一部のことです。)
人造大理石は、汚れ・熱・衝撃に強く、キズがついても再生可能というとんでもない素材です。
ちなみに、似ている名前に人工大理石がありますが、人造大理石と人工大理石は全然違います。
人造大理石は元々の素材が天然大理石なので、硬くて高いです。
そして、加工が難しいです。
このため、外構の床に使われるケースが多いです。
一方で、人工大理石は素材がポリエステルやアクリルといった人工素材なので、衝撃には少し弱いですが安いです。
そして、複雑な形もらくらく作ることができます。
このため、お風呂の浴槽や洗面台、キッチンカウンターに使われることが多いです。
つまり…
トクラスのキッチンカウンターとシンクは、ちょっと高くていい素材を使ってるってこと!
ここお忘れなく!!
サイクロンフードⅢ
続きまして、サイクロンフードⅢです。
こちらの製品は、ファンのお掃除が10年間不要という優れものです。
クリナップの洗エールレンジフードとは、また違ったアプローチになっています。
そして、見た目からもわかるように、煙とニオイをめっちゃしっかりキャッチしてくれます。
ただ、「見た目のしっかりした感じがちょっと…」という方も、一部いらっしゃるようです。
そんな方には、お値段はそのままで、シンプルな薄いレンジフードに変更することもできます。
ベースキャビネット収納
特徴の3点目は、ベースキャビネット収納です。
どこの会社もキャビネット収納は重要視されてるみたいですね…!
トクラスのキャビネットは、LIXILと同じような感じで、
「よく使う調理アイテムが、タップリすっきり。パッと見つかり、スッと取り出せる適所収納」
ということみたいです。
いや、擬音(オノマトペ)がすごい笑
それでも伝わるのがもっとすごい、さすが日本語!!
こちらから動画が視聴できます
注意!!塗装扉は標準仕様じゃない
トクラスの最大の特徴、それは塗装扉です。
トクラス編の冒頭でお話したとおり、元々はヤマハ!
ヤマハと言えばピアノです。
なんと、あの素敵すぎるピアノ塗装の技術を活かして、キッチンの扉を塗装することができるんですよ!!
これは、まじすごいです。
でも、これが標準仕様じゃない…!!
わかる…きっと高いからなんですよね。
我が家では見積りを取っていないので、費用感が分からないのですが、絶対見た目からして高いです。
トクラスを選ぶなら、他社には真似できない塗装技術をぜひご検討ください。
このほかの提案仕様については、この記事では割愛します。
永大産業の特徴
エントリーNo.4 永大産業です。
永大産業は床材やシステムキッチンなどの住宅設備を取り扱う会社です。
カタログのキャッチコピーは「キッチンをリビングのインテリアとして考える。」です。
おお…これまでの3社とは、また違った感じ…!!
デザイン全振りで売り出してます。
でも「キッチンはインテリア」っていう考えは、ほんとに共感できますし、めっちゃ大事ですよね。
シンプルデザイン
まずはシンプルデザインから。
永大産業が語るシンプルデザインとは、「スリム & フラットを基調とした直線的なスタイル」のことです。
直線的なスタイルを意識することで、すっと空間に溶け込むという狙いがあるとのこと!
それを象徴しているのが、上の写真のキッチンカウンターです。
たしかに、直線的で美しいですよね…!!
継ぎ目のない一体形成になっていて、キッチンをインテリアとしてコーディネートしていることが、非常によく伝わります。
住空間コーディネート
特徴の2点目は、住空間コーディネートです。
特に木調の扉のラインナップがとても豊富で、こちらも他の3社とかなり差別化された戦略です。
キッチンの床がフローリングの場合、かなり空間になじんだデザインにできるように思います。
ここで気を付けたいのが、標準仕様の場合は面材はメラミンとなっている点!
天然木ではない、ということをお間違え無く。
注意!!キッチンカウンターの木調仕様、扉の天然木は標準仕様じゃない
永大産業のキッチンのインテリア性を、もっともっと高めることができる手段があります!
それが、キッチンカウンターを木調に変えて、扉を天然木に変えることです。
永大産業の売りを最大限に活用できるだけあって、デザイン性で永大産業を選ぶ方は絶対に満足度が上がるはず!
でも、これが標準仕様じゃない…!!
もうこのパターン4回目…。
そして、こちらも我が家では見積りを取っていないので、費用感が分からないです。
でも高いことは丸わかりです。
特に扉は天然木に変えると結構上がると思います。
デザイン性で永大産業を選ぶのなら、ぜひ木調 / 天然木の採用をご検討ください。
このほかの提案仕様については、この記事では割愛します。
…
永大産業はあっさり流したな~と自覚してるんですよ…?
でも、本当にカタログのとおり説明したんです!
キッチンの形・IH or コンロ・食器洗い乾燥機は各社でだいたい一緒
先ほどまでで、クリナップ・LIXIL・トクラス・永大産業のキッチンの特徴をご紹介しました。
そのときに説明をしていなかったんですが、この4社で共通していることがあります。
それが、キッチンの形・IH or コンロ・食器洗い乾燥機は各社でだいたい一緒ということです。
- キッチンの形
- 壁付キッチン もしくは 対面キッチンから選択ができる
- 幅は2550mm
- IH・ガスコンロ
- どちらを選んでも金額は変わらない
- 口数は3か所
- 三菱電機製だったり日立製だったり、4社間でバラバラ
- 食器洗い乾燥機
- 浅型の食器洗い乾燥機が付いてくる
- リンナイ製
ちなみに一緒といっても、IH or コンロについては、三菱電機製だったり日立製だったりと各社でバラバラです。
どこの会社も自社製のものではなくて、他社のメーカーの製品が入っています。
キッチン本体は標準仕様で差別化することが難しい
キッチン本体の標準仕様をまとめてきて思うこと…
それは「キッチン本体は標準仕様で差別化することが難しい」ということです。
もっとキツイ言い方をすると「提案仕様を前提としてるやん!」です。
だってそうじゃないですか?
クリナップの洗エールレンジフードや、LIXILのセラミックトップなど…
各社で一番のアピールポイントと言っても過言ではない仕様が、軒並み提案仕様になってるんですよ!?
なので、キッチンに少しでもこだわりがあるよ!という方は、
キッチンだけで、最低でも数十万円は提案仕様の予算を取っておいた方が良いと思います。
キッチン水栓は2種類!どちらも手動タイプ
続きまして、キッチン水栓です。
キッチン水栓は、キッチン本体をどこの会社にしても、同じ商品になります。
本体とは別のルートで仕入れている、みたいなイメージです。
標準仕様では、↑の写真の2種類から選ぶことができます。
これは見た目だけの問題で、特徴や性能の違いは特に無いと思います。
ビルトイン浄水器は1種類!
キッチンの標準仕様の最後は、ビルトイン浄水器です。
こちらもキッチン水栓と同じように、キッチン本体をどこの会社にしても、同じ商品です。
標準仕様では、↑の写真のイメージです。
キッチンの下に浄水器を設置して、浄水器専用の水栓をとりつけます。
3層ろ過で、不純物をしっかり除去してくれます。
我が家では現在、ウォーターサーバーを使っています。
浄水器に切り替わったらウォーターサーバーいらないかも!!
まとめ:住友林業の標準仕様のキッチンについて
この記事では、住友林業の標準仕様のキッチンについてまとめました。
まずは内訳!
- キッチン本体
(531,140円:諸経費込 / 税込) - キッチン水栓
(35,876円:諸経費込 / 税込) - ビルトイン浄水器
(39,017円:諸経費込 / 税込)
※諸経費は12%、消費税は10%(諸経費計上後)で計算しています
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