当ブログ「理系男子のきこりんハウス」は、次のことを中心に取り上げたブログです。
- 家づくりの基礎知識
- 住友林業との家づくり
住友林業で2階建て40坪のマイホームを建築中である私が、経験談を記事にしました!
ぜひ、ご覧ください
「住友林業で、オプションが一切ない場合ってどんな家が建つんだろう?」
という疑問を解決する記事をシリーズ化したいと思います。
シリーズ第五弾となるこの記事では、フローリングの標準仕様について徹底解説!
※2021年の情報です
実は、標準仕様のフローリングは過去の記事でも取り扱ったことがあります。
ただ、そのときには住友林業クレストの製品を中心にまとめたため、抜けがありました。
そんなわけで、このシリーズの中では、もっと詳しい内容をご紹介したいと思います。
(過去の記事も近日中に内容を更新する予定です)
オプション無しのフローリングは、満足できるデザイン性と質感なのか…!?
早速みていきましょー。
- 住友林業の標準的なフローリングについて
・第二弾 トイレ編
・第三弾 お風呂編
・第四弾 洗面化粧台編
・第五弾 フローリング編
・第六弾 ドア編
・第七弾 階段編
・第八弾 玄関編
・第九弾 外壁編
・第十弾 屋根編
標準仕様は無垢フローリング、突板フローリング、サニタリーフロアの3種類!
まずは標準仕様のフローリングの種類から!
標準仕様のフローリングは、無垢フローリング、突板フローリング、サニタリーフロア(シート系フローリング)の3種類になります。
なぜ、3種類もあるのかと言いますと…
階や部屋によって、どのフローリングを標準仕様にするのかが決まっているからなんです。
詳しくは次の表のとおりです。
- 無垢フローリング
・1階の標準仕様
・クローゼット、洗面脱衣室 or 脱衣室、トイレは別のフローリング - 突板フローリング
・2階の標準仕様
・1階クローゼットの標準仕様 - サニタリーフロア(シート系フローリング)
・洗面脱衣室 or 脱衣室の標準仕様
・トイレの標準仕様
基本的な考え方は、「1階が無垢フローリング、2階が突板フローリングだよ!」です。
ただし、「できるだけ価格を抑えたい」、「質感より傷や汚れに強くしたい」といった理由で、この基本的な考えに沿っていない部分がいくつかあります。
その1つ目が「クローゼット(収納)」です。
クローゼットは人が足を踏み入れることがほとんどありません。
このため、1階にあった場合でも、価格を抑えるために突板フローリングが標準仕様となります。
ただし、ウォークインクローゼットの場合は、人が足を踏み入れることが前提なので、無垢フローリングが標準仕様になります。
2つ目が「洗面脱衣室 or 脱衣室」と「トイレ」です。
これらの空間は、特に傷や汚れに配慮する必要があります。
このため、サニタリーフロアというシート系フローリングが標準仕様となります。
ただし、脱衣室と洗面室が独立した間取りの場合は、洗面室側は無垢フローリングが標準仕様となります。
と、例外を話したところで、少し話を戻して…
とにかく、1階が無垢フローリングが標準仕様なのは、非常にすごいことなんです!!
大手ハウスメーカーの中で、無垢フローリングが標準で採用できるのは、きっと住友林業だけのはず。
住友林業を候補先に考えている方は、この点をぜひ覚えておいてくださいね。
標準仕様のフローリングの価格について
ここでは、標準仕様のフローリングの価格についてご紹介します。
住友林業では、1坪あたりのフローリングの価格を、単価として設定しています。
それぞれの価格は次のとおりです。
- 無垢フローリング
(1坪あたり35,149円:諸経費込 / 税込)
- 突板フローリング
(1坪あたり21,831円:諸経費込 / 税込) - サニタリーフロア
(1坪あたり18,234円:諸経費込 / 税込)
※諸経費は12%、消費税は10%(諸経費計上後)で計算しています
※1㎡あたりは3.3、1帖あたりは2で割り算すると算出できます
こうして金額を見てみると、無垢フローリングが思ったより高くないことが分かります。
でも本来は、もっと無垢フローリングは高いんですよ!
突板フローリングの倍以上…なんて当たり前だったりします。
ここまで安く提供できるのは、フローリング設備に強い住友林業だからこそなのです。
(ただし、提案仕様の無垢フローリングはめちゃんこ高いです)
また、この価格は、本体価格に含まれています!
ちなみにこの価格、本来は教えてもらうことができません。
提案仕様(オプション品)に変える時にだけ教えてもらうことができます。
(標準仕様と提案仕様の差額を見積もりに明記する必要があるので、教えてくれます)
なので、さらっとご紹介していますが、結構耳より情報だったりします。
このあたりの事情は、これまでの標準仕様の記事と一緒です。
無垢フローリングは住友林業クレスト、永大産業、朝日ウッドテックの3社!
ここからは、それぞれのフローリングについてまとめていきますね!
さっそく無垢フローリングから。
住友林業の標準仕様の無垢フローリングは、次の3社の設備メーカーから選択できます。
- 住友林業クレスト
- 永大産業
- 朝日ウッドテック
住友林業クレストの特徴
無垢編エントリーNo.1 住友林業クレストです。
住友林業クレストは、木質系住宅関連部材、住宅設備機器の製造販売を行う会社で、住友林業の100%子会社です。
カタログのキャッチコピーは「品位あふれる優雅な佇まい」です。
住友林業では、住友林業クレストの商品を多数取り扱っています。
「住友林業の木質感に憧れる」=「住友林業クレストの商品に憧れる」
といっても過言ではないほど!
標準仕様ながら高い品質を誇る素敵なフローリングとなっています。
まずは木材の種類から!
住友林業クレストでは、標準仕様の無垢フローリングとしてオーク1種類のみを取り扱っています。(提案仕様になると種類がとっても増えます)
カタログの紹介文(一部抜粋)はこちらです。
硬く、衝撃にも強いことから床材に向き、落ち着きのある優雅な佇まいで空間を彩ります。
オーク独特の力強い木目は、空間に高いインテリア性をもたらします。
でも、カラーバリエーションは3種類もあるんですよ!
次の写真の左から「オークピュアナチュラル」、「オークピュアブラウン」、「オークピュアアンティーク」です。
また、表面は「UV塗装」という方法で塗装されているため、ちょっとツルツルしています。
- UV塗料を塗布し、紫外線を照射して塗料を硬化させる塗装方法
- 表面に塗装の膜ができることで、傷や汚れに強くなる
- 似た塗装方法のウレタン塗装よりもコストと強度が高い
UV塗装をしている場合は、定期的な再塗装は不要ですし、水拭きやクイックルワイパーもできるので、お手入れがとっても楽なんですよ~!
一般的に、無垢フローリングはお手入れの手間がかかるイメージがありますが、そのイメージを払拭してくれます!
フローリングの種類や、塗装方式による特徴の違いについては、フローリングの特徴の記事で細かくまとめていますので、気になる方はご覧くださいね。
そして、サイズは「厚み:12mm、幅:90mm、長さ:1,818mm」となっています。
このなかでも、特に注目して欲しいのは幅です!
幅はお部屋の印象にすごーーく影響します。
幅広のタイプになればなるほど見た目が良いのですが、その分価格が高くなるといった特徴があります。
木材を取り扱うマルホンのページによると、フローリングの幅は75mm~90mmが一般的なサイズとのことです。
住友林業クレストの幅は90mmなので、一般的なサイズの中では一番広い!
見た目に関しては十分満足することができそうです。
ちなみに、「90mmは名刺の長いほうの辺とだいたい同じ」になります。
貰った名刺を床に置いて、今のお住まいのフローリング幅と比較してみてくださいね。
それと最後にもう1点、注意事項があります!
こちらのフローリングは、床暖房に対応をしていません。
全く同じ寸法で床暖房に対応することはできるのですが、特殊な加工を行う必要があるんです。
このため、提案仕様になってお金がかかります。
床暖房が気になっている方はお忘れなく!
永大産業の特徴
無垢編エントリーNo.2 永大産業です。
永大産業は床材やシステムキッチンなどの住宅設備を取り扱う会社です。
キッチンに続き2度目の登場になります。
カタログのキャッチコピーは「本物と、時を重ねる幸せ。」です。
無垢フローリングは1枚1枚違いますし、長く使うほどに味が出てきます。
そして、傷が付いてしまうことも多いですが、その分思い出として残るという前向きな考えもできます。
こういった無垢フローリングの特徴を、一言のキャッチコピーで素敵に表現しています! さすが。
まずは木材の種類から!
永大産業では、標準仕様の無垢フローリングとして、オークとメイプルの計2種類を取り扱っています。
オークについては、さきほど住友林業クレストの中でも登場していました。
そこで早速、住友林業クレストと永大産業のオークの違いについてご紹介!
と言いたいところですが…ぶっちゃけカタログでは違いが全く分からないです。
カラーバリエーションまで同じなため、この記事ではスパッと割愛したいと思います。
でも、実際の質感は違うかも知れませんので、検討する場合は実物にふれて確かめてくださいね!
では、気を取り直してメイプルに。
メイプルのカタログの紹介文(一部抜粋)はこちらです。
北米では生活道具や家具などに盛んに使用されてきました。
やさしい乳白色の木肌には真珠を思わせる艶やかな光沢があり、多彩な表情でインテリアに彩りをもたらしてくれます。
カラーバリエーションは「メイプルクリア」のみとなっています。
ちょっと画質の都合でクリアっぽくないですが、ご了承ください…
オークとメイプルを比較した場合、メイプルの方がより明るく、木目が薄い特徴があります。
そのほか、硬さをはじめとした特徴に関しては結構似ているんです。
経年変化の観点でも、どちらのフローリングも色が濃くなっていく傾向があります。
そんなわけで、家のコンセプトやご家族の好みに合わせて、好きな方を選択することで良いかなと思います。
表面の塗装方式や寸法についても、住友林業クレストの商品と同じなので、ここも割愛しますね!
さらには、床暖房に対応していないという点も同じです。
やっぱり床暖房に対応しようとすると、結構価格が上がるみたいなんですよ…
それに、フローリングの価格アップだけじゃなくて、床暖房設備にもお金が必要です。
あわせると数十万円~百万円程度は追加でお金が必要になるとお考え下さい。
朝日ウッドテックの特徴
無垢編エントリーNo.3 朝日ウッドテックです。
朝日ウッドテックは木質内装建材の製造・販売を行う会社です。
無垢フローリングよりも、挽板フローリングである「ライブナチュラルシリーズ」がとても有名で人気があります。
そしてカタログのキャッチコピーは、すみずみまで探しても見当たりませんでした…
そう、これはきっと「質の良さで勝負している」という自信の表れ…!
まずは木材の種類から!
朝日ウッドテックでは、標準仕様の無垢フローリングとして、くり1種類のみを取り扱っています。
カタログ内では紹介文も見当たらなかったため、一般的なくり木材の特徴をご紹介します。
優しく素朴な味わいを持つ栗は、使い込めば使い込むほど深みのある色に変化し、よりいっそう存在感を増していきます。
また、栗は平均的な堅さや粘りがあり、水に強く耐久性に優れているため、割れが少ないのが特徴です。そのため縄文時代から建物の土台や枕木など様々な用途に使われてきました。
現在では生産量が極めて少ないため、あまり出まわらなくなりましたが、日本独特の数寄屋造り(すきやづくり)の世界では銘木として扱われています。
(出典:株式会社アイタ工業)
また、他2社のオークと同じで、カラーバリエーションは3種類もあります!
次の写真の上から「くりクリア」、「くりブラウン」、「くり墨」です。
特に「くり墨」については、これまでのフローリングとは大きく色が違います。
これ、万人受けはしないかも知れませんが…絶対好きな方いますよね!
部屋全体のデザインによっては、「くり墨以外は考えられない!!」ということもあるはず。
カッコイイ仕上がりになること間違いなしです。
表面の塗装方式については、住友林業クレストや永大産業と同じですが、寸法については長さが2mm増えています。
いやでも、ほとんど同じと言っていいです…
だって、1本分(1,818mm)の差が出るまでには、900本以上(1.6kmくらい)縦に並べないといけないんですよ…
マンガですら聞いたことないレベルの豪邸が建ちます。
そして、こちらも床暖房には対応していません。
さらに言うと、朝日ウッドテックの無垢フローリングには、床暖房対応の商品は存在しないようです。
提案仕様の中にもありません。
突板フローリングは永大産業、朝日ウッドテック、大建工業の3社!
続きまして突板フローリングです。
住友林業の標準仕様の突板フローリングは、次の3社の設備メーカーから選択できます。
- 永大産業
- 朝日ウッドテック
- 大建工業
そんなわけで、ちょっと駆け足でのご紹介とします!
永大産業の特徴
突板編のエントリーNo.1 永大産業です。
無垢編でも登場していました!
まずは木材の種類から!
永大産業では、標準仕様の突板フローリングとして、チーク、チェリー、オークを1種類ずつ取り扱っています。
次の写真の左から「チークピュアナチュラル」、「チェリーピュアナチュラル」、「オークピュアホワイト」です。
また、表面が「UV塗装」という点は、先ほどご紹介した無垢編と同じです。
(定期的な再塗装は不要で、水拭きやクイックルワイパーも可能)
そしてサイズに注目をして欲しい!
この部分が大きく違います。
サイズは「厚み:12mm、幅:303mm(3枚1組)、長さ:1,818mm」となっていて、3枚1組なんです!
おそらく、突板の基板(合板)の大きさに合わせて、そのように加工されているのかなと思います。
先ほどご紹介した無垢フローリングは、1枚の幅は90mmでしたので、なんと突板の方が幅広という結果に!
ただ、そうは言っても、やっぱり質感や見た目は無垢フローリングの方が断然良いのです。
無垢フローリングには、天然の木ならではの良さがあるわけでして…!!
また、突板フローリングのため、もちろん床暖房は使いたい放題です。
傷や汚れにも強く、少々のことではへこたれませんよ!
ちなみに永大産業の突板フローリングには、このほかにもオークが3色存在します。
(GJシリーズ、FCシリーズ(遮音対応)というものです)
私が知っている限りでは標準仕様では無いことと、金額も不明なため、この記事では割愛をしています。
こちらも気になる方は営業担当さんにお尋ねくださいね。
朝日ウッドテックの特徴
突板編のエントリーNo.2 朝日ウッドテックです。
永大産業に続いて、無垢フローリング編でも登場しました!
それでは木材の種類です!
朝日ウッドテックでは、、標準仕様の突板フローリングとして、くりを3種類、ハードメイプル、アッシュ、ブラックウォルナットを1種類ずつ取り扱っています。
まず、くりは無垢編と同じく、次の写真の上から「くりクリア」、「くりブラウン」、「くり墨」です。
そして、残りのハードメイプル、アッシュ、ブラックウォルナットについても、次の写真の上から「メイプルクリア」、「アッシュクリア」、「ウォルナットナチュラル」です。
写真をご覧いただくとお分かりのとおり、朝日ウッドテックの突板フローリングは、カラーバリエーションが豊富です。
1階のフローリングと相性の良いものを柔軟に選択できそうな感じが、びしびし伝わります!
このほかの、表面塗装と寸法の特徴は、永大産業(突板編)と大体同じですので、割愛しますね。
大建工業の特徴
突板編のエントリーNo.3 大建工業です。
大建工業は内装建材及び住宅機器等の製造・販売を行う会社です。
突板フローリングよりも、シート系フローリングである「トリニティ」がとても有名で人気があります。
トリニティはシート系フローリングとは思えないほどの高いクオリティを誇っています!
めちゃくちゃすごいんです。そして提案仕様です…。
それでは木材の種類です!
大建工業では、、標準仕様の突板フローリングとして、オークを3種類、ウォルナット、カバ、ニレ、ナラ、オニグルミを1種類ずつ取り扱っています。
写真とバリエーションは次のとおりです。
- 左の列の上から
- 「オークピュアナチュラル」、「オークピュアブラウン」、「オークピュアアンティーク」
- 真ん中の上から
- 「ウォルナットグレー」
- 右の列の上から
- 「カバ薄紅色」、「ニレ黄金色」、「ナラ飴色」、「オニグルミ胡桃染色」
カタログを見る限りでは、朝日ウッドテック(突板編)ほどカラーバリエーションは豊富ではなさそうですが、木材の種類がとっても多いことがお分かりかと思います。
このほかの特徴は、永大産業(突板編)、朝日ウッドテック(突板編)と大体同じですので、割愛します。
さて、ここまで突板フローリングを見てきたわけですが…
標準仕様の突板フローリングは、とにかく色と木材のどちらを取っても、抜群に選択肢が広い!
1階をどの木材のフローリングにしても、ある程度は色合いが統一できると感じます。
ただ、ここでさらに衝撃なのが、無垢フローリングの提案仕様はそれ以上に木材の種類が豊富なんです。
(この記事では詳細は割愛します)
なので、実際に各階のフローリングを選ぶときは、とにかく実物を見て触ること!
この点を強く推奨します…!!
サニタリーフロアは永大産業の1社のみ!
さて、最後はサニタリーフロア(シート系フローリング)です。
過去の記事でもご紹介したとおり、シート系フローリングは表面が木ではないので、傷や汚れに非常に強いです。
そして、取り扱いは永大産業の1社のみとなっています。(1坪あたり18,234円:諸経費込 / 税込)
永大産業は、無垢編、突板編にも登場していたため、この記事で唯一の皆勤賞です!
サニタリーフロアには、木の見た目に似せた商品とそうでない商品があります。
そして、そのカラーバリエーションは次のとおり11色もあるんです!
- 上段の左から
- 「オークライト」、「オークミディアム」、「オークダーク」、「オークホワイト」、「クリアメイプル」、「ナチュラルチェリー」
- 下段の左から
- 「ナチュラルチーク」「ナチュラルウォルナット」、「セルベジャンテ」、「ターナディペスコ」、「コンラッドマーブル」
木目に近い色にすると、無垢フローリングや突板フローリングを使用している他の部屋とのつながりが自然になります。
一方で、石目に近い色合いにすると、空間がアクセントになります。
好みによって選択可能という点は嬉しいですよね♩
また、特に幅が広くなっていて、なんと455mmもあります!
なぜこんなに広いのかというと、便器の下や周辺にサニタリーフロアの継ぎ目を無くすためみたいです。
一般的な便器のサイズは303mmほどなのですが、それよりも十分ゆとりがある幅にすることで、シミや汚れが付きにくく、お手入れもラクラクという狙いがあるそうです!
こんな感じで、使用する空間にあわせて幅が設計されている考え…とっても素晴らしいですよね。
これまでの記事でもそうでしたが、私たちが気が付きにくい細かな配慮がたくさんあって…
やっぱり家づくりは奥が深いなあと、つくづく感じます…!!
標準仕様のフローリングでも満足度は高そう
ここまで、標準仕様のフローリングをまとめてきましたが…
結局、標準仕様のフローリングって満足度が高いんでしょうか?
個人的に思うのは、まず他社の標準仕様と比べた場合には、非常に満足できるモノと言ってもいいのかなと思います。
特に1階のフローリングの部分です。
冒頭でも少しお話しましたが、
大手ハウスメーカーの中で無垢フローリングが標準仕様なのは、きっと住友林業だけだと思います。
それに、高いものを無理やり標準仕様にしているのかと言うと、決してそうではなかったです。
むしろ高い品質を保ちながら、企業努力で金額を抑えているという感じが強いものでした。
標準仕様だけで見ると、キッチン、トイレ、お風呂などの水回り設備は、設備メーカー側で仕様に応じた価格がある程度決まっていて、ハウスメーカごとに大きな差は付きにくいんじゃないかと思うのです。
なので、企業努力で差別化しているフローリングこそが、住友林業が一番売りにしたいアピールポイント!
標準仕様でもある程度満足できるものなのかなと、私としては思います。
ただですよ、提案仕様のフローリングは、更に上の品質を誇る素敵な商品ばかりなんですよね…!!
でも、その分だけ価格アップもすごくて…
家の広さによっては数十万円~百万円以上のお金がかかることもあります。
でも、フローリングって生活している中で一番長い時間、肌に触れる部分です。
できることなら、ショールームにあるすべてのフローリングを触って確かめた上で、お財布と相談しながら納得できる商品を選びたいところ!(さっきから同じことばかり言ってますが、本当に強くオススメしたいのです)
まとめ:住友林業の標準仕様のフローリングについて
この記事では、住友林業の標準仕様のフローリングについてまとめました。
まずは大きな特徴として、階や部屋によって、どのフローリングを標準仕様にするのかが決まっていました。
詳しくは次の表のとおりです。
- 無垢フローリング
(1坪あたり35,149円:諸経費込 / 税込)
・1階の標準仕様
・クローゼット、洗面脱衣室 or 脱衣室、トイレは別のフローリング - 突板フローリング
(1坪あたり21,831円:諸経費込 / 税込)
・2階の標準仕様
・1階クローゼットの標準仕様 - サニタリーフロア(シート系フローリング)
(1坪あたり18,234円:諸経費込 / 税込)
・洗面脱衣室 or 脱衣室の標準仕様
・トイレの標準仕様
※諸経費は12%、消費税は10%(諸経費計上後)で計算しています
※1㎡あたりは3.3、1帖あたりは2で割り算すると算出できます
フローリング設備に強い住友林業だからこそできることなので、そこもお忘れなく!
そして、フローリングの種類別に、標準仕様の商品をご紹介しました。
- 無垢フローリング
- 住友林業クレスト、永大産業、朝日ウッドテック
- 突板フローリング
- 永大産業、朝日ウッドテック、大建工業
- サニタリーフロア(シート系フローリング)
- 永大産業
標準仕様でもきっと満足度が高いこと間違いなし!
でも、フローリングって生活している中で一番長い時間、肌に触れる部分です。
標準仕様のままでいいのか、はたまた高いけどもっと高品質なものがいいのか…
「じっくり考えて、ショールームで実物を触って確かめる」といったように、時間をかけて後悔のない選択をしていきたいですよね!
では、標準仕様のフローリング編はここまでということで!
おしまい。
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