当ブログ「理系男子のきこりんハウス」は、次のことを中心に取り上げたブログです。
- 家づくりの基礎知識
- 住友林業との家づくり
住友林業で2階建て40坪のマイホームを建築中である私が、経験談を記事にしました!
ぜひ、ご覧ください
さて、前回のキッチンに引き続き、「かなぴ家の仕様シリーズ」をお届けしたいと思います。
今回は、かなぴ家のカップボードの仕様について!
カップボードって、あまり聞きなじみのない言葉だったりしませんか?
日本語にするとそのまんまの意味なのですが、食器棚のことなんですよ~。
家づくりの中ではカップボードと表現することのほうが多い…と思います。
カップボードは、私たちが家づくりに取り組んだ中で、初回契約時から着工合意時までに費用を削減した数少ない設備の一つ!
初回契約時に約91万円(諸経費込 / 税込)だったものが、
着工合意時には約72万円(諸経費込 / 税込)となり、約19万円の削減を達成しています!
そんな我が家のカップボードはどんな仕様なのか…
この記事では、かなぴ家のカップボードの仕様として、次の3点をお話していきますね。
- カップボードの仕様決定までのエピソード
- 最終的なカップボードの価格
- 最終的なカップボードの仕様の詳細
では、はりきっていきましょ!
カップボードは標準仕様に無い!?
このブログでは、住友林業の標準仕様をシリーズ化して、これまでにいくつかの設備をご紹介してきました。
でも、カップボードはご紹介していません。
なぜかと言いますと…カップボードには標準仕様が存在しないんです。
つまり、本体工事に費用が含まれていないということ…!!
標準仕様が存在する設備を、グレードアップして提案仕様に変える場合は、差額分が提案工事に計上されます。
でも、カップボードの場合は標準仕様が無いので、全額が提案工事に計上されます。
新居にカップボードを持っていくことって、あんまり無いと思うんですよね。
間取りも寸法も違いますし。
なので、「これは…なかなかあくどいのでは…。」と思いそうになるのですが、
他の住宅会社でも同じように、本体に入っていないことが多いみたいです。(Twitter調べ)
デザインと仕様:クリナップのカップボードにしました!
では、今回もお忙しい方に向けて、最終決定しているカップボードの仕様を先にお話しますね。
我が家は、クリナップのカップボードを採用することにしました!
キッチンとメーカーを統一したんです。
デザインのイメージはこちらです。
このイメージはキッチンの記事とおなじく、クリナップのサイトから拝借しています。
あまり近いイメージが無くてごめんなさい…
実際には吊戸やガラス扉の部分は無いんです。
そして、仕様についてはこちらです。
項目 | 仕様 |
採用したカップボード | クリナップ製 |
カップボード寸法 | カウンター幅 : 6,220mm 棚幅 : 6,150mm 奥行 : 450mm 高さ : 1,000mm |
カウンタートップ | メラミン(ナチュラルウッド) |
扉カラー | Class4 オークラテ |
取っ手 | ロングバーブラック |
そのほか | けこみ化粧板付き 家電収納庫付き ダストスペース(ダストボックス)付き |
キッチン本体が約240万円(諸経費込 / 税込)とかなり高額だったため、カップボードは控えめの仕様にしました。
細かいお話は、後ほどご紹介していきますね。
カップボード選びの経緯
広々とした収納が欲しい夫婦
私たち夫婦は、各社に間取り作成をお願いするときに、「家全体で収納は多めに欲しい」という要望をかなり前面に出しました。
というのも、今住んでいる社宅は収納があまり無いんですよ…
特にキッチン周りについては、持ち物の数と収納の広さのバランスが取れていません。
個人的には、用途や目的ごとに収納が分かれていた方が絶対使いやすいのですが、
- 違う大きさのお皿を一つに重ねている
- コーヒー豆とお箸が同じ引き出しの中にある
といったような状態になっています。
一戸建てだと13%程度が標準の広さらしいです。(suumo調べ)
このほかにも、かなぴ家の仕様(キッチン編)でお話をしたとおり、キッチンはアイランド型を希望していました。
ますます物を置きっぱなしにできません。
そういった背景や理由から、広々とした収納を希望していたところ…
キッチン周りに関して、住友林業からは次の間取りを提案してもらったんです。
…ん?
このカップボード、なんか幅が長いような…
はじめてでした。
設計さんは、カップボードだけじゃなくて、提案力の幅も広げようとしていました。
とはいえ、間取り全体の収まりはとても好きだったので、このまま採用することにしました。
初回見積りは住友林業クレストのカップボード
住友林業では、大きく分けて次の2パターンからカップボードの仕様を選択することができます。
- キッチンのカタログの中から選択する(メーカー別に用意されています)
- 収納のカタログの中から選択する(住友林業クレスト製です)
①のパターンについては、
以前、標準仕様のキッチンの記事でも使っていた各メーカーのカタログの中に、提案仕様としてカップボードがご紹介されているんです。
その中から好きなカップボードを選ぶといったパターンになります。
そして、②のパターンについては、
住友林業のカタログの中には、住友林業クレスト製の収納専用カタログがあるんです!
このカタログの中に、カップボードの取り扱いがあって、それを選ぶといったパターンになります。
我が家の場合、初回見積りでは住友林業クレストのカップボードが計上されていました。
ということみたいです。
実際にそれはそのとおりで、
ドアや洗面化粧台などを住友林業クレスト製にしている場合は、全く同じカラーにすることができます。
フローリングともかなり近いカラーを選択できるため、統一感のある室内を演出できるはず…!!
そういったわけで、提案されているとおり、住友林業クレストのカップボードでいいかな~と思った私たち。
ただ、提案の中で少し心に引っ掛かることがありました。
吊り戸棚を付けない判断をしました
少し引っ掛かったこと、それは…
「吊り戸棚いらないんじゃないの?」ということです。
壁や天井にくっついている収納のことです。
個人的には、自分の身長より高い位置にある棚って結構使いにくいと思っています。
私かなぴと妻の身長差は20cm近くありまして、
私だけしか届かない場所にしまったモノを取り出したいときに、夫婦お互いに何かと手間にならないかなと心配でした。
そしてなにより、カップボードの幅が相当広い…!!
今住んでいる社宅で使っているカップボードと比べると、4倍~5倍くらい収納量がアップします。
このため、次の2点を考慮して、
- 吊り戸棚そのものの使いやすさ
- 費用削減
我が家ではカップボードに吊り戸棚を設置しない判断をしました。
ちなみにキッチン側にも吊り戸棚は設置していません。
だって、アイランドキッチンですし…!!
※かなぴ家のキッチン仕様(前編)はこちら
初回契約時のカップボードの価格は約91万円
そんなわけでこれまでのお話のとおり、
- 住友林業クレストのカップボード
- 吊り戸棚は付けない
という条件でいただいた見積りがこちらです。
- カップボード 幅1,800mm
(259,755円:諸経費込 / 税込) - カップボード 幅2,250mm
(349,346円:諸経費込 / 税込) - カップボード 幅2,250mm 下部オープン
(302,912円:諸経費込 / 税込)
★下部オープンとは、ゴミ箱や椅子が収納できるスペースがあるカップボードのことです
※諸経費は12%、消費税は10%(諸経費計上後)で計算しています
なぜ3種類もあるのかと言いますと、
住友林業クレストのカップボードは、「1,800mm」「2,250mm」「2,700mm」の3種類しかないんです。
そのため、6,300mm程度の幅になると、商品を組み合わせてあげる必要があるようで…
①~③を合計した912,013円(諸経費込 / 税込)が、我が家のカップボードの価格(初回契約時)となりました。
クリナップのカップボードに見直して費用を約19万円削減!
初回契約時には住友林業クレスト製の商品にしていたカップボード!
ですが、これを諦める出来事が…
そう、キッチン費用が約120万円から約240万円に値上がりしたことです。
※かなぴ家のキッチン仕様はこちら
どこかで費用を抑えなきゃ…!
カップボードもクリナップにしてもいいかもね。
クリナップに行って見積お願いしてみよっか!
そんなわけで、クリナップに再度訪問をすることになりました。
前回と同じお姉さんがお出迎えしてくれます。
私たちの情報は、お姉さんが手に持っているiPadでしっかり管理されている様子です。
カップボードは見た目に配慮しながら価格を抑えたいのですが…
ワークトップや面材のサンプルがある場所に連れて行ってもらいます。
もちろんキッチンと同じく、決定権を妻に託して選んでいきます。
キッチンと同じものにすると高いんだ…
このような感じで、なるべく高くならない素材を選んでいった結果!
価格はこちらになりました。
- カップボード一式 幅1,650mm、1,800mm、2,700mm
(722,728円:諸経費込 / 税込)
※諸経費は12%、消費税は10%(諸経費計上後)で計算しています
住友林業クレスト製のカップボードの価格が912,013円(諸経費込 / 税込)でしたので、189,285円の削減に成功です!
これ大事です。
ちなみに、これは後から聞いたのですが…
カップボードをキッチンと同じ素材にしていた場合は、
住友林業クレスト製のカップボードより50万円(諸経費込 / 税込)近く価格が上がってたみたいです。
かなぴ家のカップボード仕様の詳細
ここでは、最終的に決まった我が家のカップボードの仕様について、細かくご紹介していきますね。
仕様の全体像は、先ほどすでにご紹介していますが、もう一度! こちらです。
項目 | 仕様 |
採用したカップボード | クリナップ製 |
カップボード寸法 | カウンター幅 : 6,220mm 棚幅 : 6,150mm 奥行 : 450mm 高さ : 1,000mm |
カウンタートップ | メラミン(ナチュラルウッド) |
扉カラー | Class4 オークラテ |
取っ手 | ロングバーブラック |
そのほか | けこみ化粧板付き 家電収納庫付き ダストスペース(ダストボックス)付き |
また、カップボードを正面から見た図もご用意してみました。
それがこちらです。
かなり幅が長いので、縦横比のバランスがおかしい気がしますが、ご了承ください…
それでは、各仕様について順番にご紹介していきます!
採用したカップボード:クリナップ製
先ほどの経緯でもお話したとおり、カップボードはクリナップ製にしました。
まずは幅からです!
とても長いため、住友林業クレスト製と同じく3種類のカップボードを組み合わせています。
カウンター部分の寸法と棚部分の寸法が違っていて、次のとおりになっています。
- 左のカップボード
(カウンター:1,815mm、棚:1,800mm) - 中央のカップボード
(カウンター:2,700mm、棚:2,700mm) - 右のカップボード
(カウンター:1,705mm、棚:1,650mm)
続いて、奥行きや高さについては、本来は数パターンから選ぶことができるのですが、
カップボードを3つ組み合わせることで寸法に制限が出てしまい、奥行きは450mm、高さは1,000mmになっています。
そして、こういった感じで組み合わせたり制限が出てきたことで、キッチンと同様に特注仕様になってしまいました…
カウンタートップ:メラミン(ナチュラルウッド)
カウンタートップとは、カップボードの天板のことです。
クリナップ(ステディア)では、次の4分類の計21種類からワークトップを選ぶことができます。
- 人工大理石 アクリストン:7種類
- メラミン:5種類
- 人工大理石 コーリアン:5種類
- セラミック:4種類
画像はクリナップのカタログから拝借しています。
このうち、我が家ではメラミン ナチュラルウッドを採用しました。
木目調のカウンタートップにすることで、キッチンよりもフローリングや建具の色と合わせるようにしています。
扉カラー:オークラテ、 取っ手:ロングバーブラック
続きまして、扉カラーと取っ手についてです。
まずは扉カラーのお話をしますね!
クリナップ(ステディア)では、次の5つのクラスの計49色から扉カラーを選ぶことができます。
これは、キッチンのバリエーションと同じです。
- Class1(全3色)
ステーリア2色、ルサック1色 - Class2(全9色)
ボーテ4色、ブロカント3色、オリオン2色 - Class3(全11色)
ルナ2色、ノクターン2色、パティナ4色、セルン3色 - Class4(全16色)
クリスタ4色、メリノ2色、フィーカウッド4色、リュースウッド3色、クイール3色 - Class5(全10色)
スエード2色、ロッシュ2色、ウッド3色、トワル3色
画像はいずれもクリナップ(ステディア)の電子カタログから拝借しています。
なお、住友林業のカタログの中で、カップボードの扉カラーの仕様について紹介されている箇所が見当たらなかったため、住友林業の仕様については画像上に登場していません。
このうち、我が家ではClass4 オークラテを採用しました。
こちらもカウンタートップと同じく、木目調の色合いを意識してみました。
(Class1が最も高くて、Class5が最もリーズナブル)
また、取っ手もキッチンと同様に10種類から選択することができます。
- ロングバーシルバー
- ロングバーブラック
- ラインシルバー
- ラインブラック
- ロングバーアンティーク
- アーチシルバー
- ネコアシアンティーク
- ネコアシブラック
- ショートバーシルバー
- ショートバーブラック
このうち、我が家では、ロングバーブラックを採用しました。
その他:けこみ化粧板、家電収納庫とダストスペース
このほかにも、これまでご紹介した仕様のほかに、「けこみ化粧板」、「家電収納庫」、「ダストスペース」があります。
まずは、けこみ化粧板からです。
けこみとは、かなぴ家のキッチン仕様(後編)でもお話をしたとおり、足元の立ち上がり部分のことをいいます。
ここは通常だと、けこみ専用の面材が利用されているのですが、我が家では、けこみ部分を扉カラーと同じ「Class4 オークラテ」になるようにしています。
続きまして、家電収納庫とダストスペースをまとめていきますね。
クリナップのカップボードには、炊飯器などの家電を収納するための引き出しや、ゴミ箱を隠して収納するための引き出しがあります。
これを、それぞれ「家電収納庫」と「ダストスペース」と呼んでいます。
イメージはこちらです。
我が家ではこれらを1つずつ設置しています。
先ほど正面から見たイメージ図を載せていますが、もう一度お出ししておきますね。
個人的には、特に家電収納庫はとても重宝すると思っています。
というのも、これが無いと、家電はカウンタートップの上に置くことになると思うんです。
でも、炊飯器などの上から覗いて使用するような家電の場合は、背が低いとかなり使いづらいですよね。
家電収納庫があると、家電を低い位置に置くことができるので、かなり使い勝手が良くなります!
ちなみに、炊飯器を利用する場合は蒸気が出てきますが、
クリナップの家電収納庫は蒸気を排出する機能がついていますので、引き出さなくてもそのまま利用できるんです。
まとめ:かなぴ家のカップボードについて
さて、この記事ではかなぴ家のカップボードについてまとめてきました。
仕様の全体像はこちらです。
項目 | 仕様 |
採用したカップボード | クリナップ製 |
カップボード寸法 | カウンター幅 : 6,220mm 棚幅 : 6,150mm 奥行 : 450mm 高さ : 1,000mm |
カウンタートップ | メラミン(ナチュラルウッド) |
扉カラー | Class4 オークラテ |
取っ手 | ロングバーブラック |
そのほか | けこみ化粧板付き 家電収納庫付き ダストスペース(ダストボックス)付き |
そして、内訳はこちら。
- カップボード一式 幅1,650mm、1,800mm、2,700mm
(722,728円:諸経費込 / 税込)
※諸経費は12%、消費税は10%(諸経費計上後)で計算しています
722,788円(諸経費込 / 税込)が、我が家のカップボードの価格です。
そしてこれは、初回契約時から189,285円の削減に成功した結果でした。
カップボードは、私たちが家づくりに取り組んだ中で、初回契約時から着工合意時までに費用を削減した数少ない設備の一つです!
理想を詰め込めるに越したことはないのですが、残念ながらお金は有限…
満足度が大きく下がらないと思った箇所は思い切ってグレードを下げる判断をすると、費用対効果が高い家づくりができるはず…!!
コメント