アイキャッチ_予算増加の予防

<徹底解説>契約後の見積額増加を予防するための5ステップ~実例で語る~

こんにちは、かなぴです。
(Twitter : Kanapi_House)

今回は契約後の見積額増加を予防する方法についてがテーマです。

 

「家を建てたい!」

そんな風に思い立ったときに、たくさんの方々はまず予算のことを考えるはず。

ハウスメーカーや工務店から提示される見積りって、すっごく気になりますよね…。

 

おかげさまで、我が家の初回見積りの記事も、みなさんに興味を持っていただき閲覧数がぐんぐん伸びてます。

いつも本当にありがとうございます!!

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見積書

 

そんな感じで、みなさんが気になる見積りですが、

「契約後に見積額が増えてしまった」

といった問題が起きるケースがとても多いです。

 

Twitterで実施したアンケートでも、74人中42人(56.8%)の方が、契約後に100万円以上も見積額が増えたといった結果になっています。

 


そこで、このページでは、契約後に起きる見積額の増加を最小限に抑えるために、契約前の段階で実践したいことを5ステップでお話したいと思います。

我が家の場合、後になって見積額が増えないように色々と頑張ったつもりでしたが、契約時と比べて500万円以上も見積額が増えることになってしまいました。

その実体験を踏まえて、みなさんが同じ思いをしないようにと考えてみました。

ぜひご覧ください。

それでは、張り切っていきましょ!

 

 

 

見積額が増える原因を考える

なぜ?

そもそも、なんで見積額が増えるんでしょうか?

その原因は大きく3つあると思います。

 

  1. 未確定な仕様がある
    • 床材や水回りなどの設備仕様 など
  2. 判明していない情報がある
    • 地盤改良費や住宅ローンの手数料 など
  3. 楽観的に見積りしている
    • ①、②の部分をついつい安めに見積りをしてしまう

 

契約前なので、全てのことを決めて、正確な見積もりをきちっと出すことは無理です。

営業担当さんも、契約前の施主さんに対して掛けられる時間と労力には限りがあります。

営業提案活動であって、人件費を貰っているわけでは無いですし…。

 

ただ、多くの方が複数の候補先で間取り案と見積りを貰っていて、比較されていることを考えると、営業担当さんとしては、分かっていない部分はどうしても安く見積りがちになってしまいます。

そうなると、後からつらい思いをするのは施主さんなわけです。

 


もし増えた額が払えなければ、泣く泣く諦める希望もたくさん出てきます。

たとえ払えた場合でも、住宅ローンの手続きとタイミングが合わなければ、増えた分は頭金(自己資金)でやりくりしないといけません。

どちらにしてもダメージはすごく大きいです。

 

 

 

見積額を後から増やさないための考え方

ひらめき

契約前に全てのことを決めてしまうことは無理だとしても、要所を抑えて、見積りを増やさないように工夫をすることができます。

私が思う、見積り額を後から増やさないための考え方はこちらです。

 

  1. 高額な設備や仕様は先に決めておく
  2. 特注でやりたいことが無いかを先に考えておく
  3. 迷ったり分からない部分は多めに見積りしておく

 

基本的に、この3点を抑えておけば、見積りが後から大幅に増えるようなことは無いと思っています。

 

場合によっては大幅に減ることがあるかも知れませんが、減って困るようなことはあまり無いはずです。

それに、もし減りそうな見込みが高かったら、

「せっかくだから、これもやっておこうか!」

みたいな感じで、なんだかんだ元の見積りに近づいていきそうな気がします。

 

我が家の場合、この考え方が不十分だったために、見積りが爆上がりする結果になったんです。

結果的に、増えた分も頑張って払おうということになりましたが…。
100万円以上増えたあたりから、家庭内や打ち合わせの場でモメますので、本当にご注意ください。

 

以降は、この考え方を実践していくための方法をご提案したいと思います。

 

 

 

見積り額を後から増やさないための5ステップ

5ステップ

ここでは、見積り額を後から増やさないための工夫について、5つのステップで提案していきます。

前回の記事でご紹介した、我が家の初回見積りの実例を交えていきますね!

ステップ1:夫婦で家づくりの熱量を合わせる

これはもう最初にして一番大事なことです。

夫婦

このマイナーなブログを見てくださっている方は、それはもう家づくりに対する熱い思いをお持ちです。

きっと施主さんのブログやSNSを通して、採用したい設備や機能を色々と思い描いていると思いますが、

「こんなにいい機能だよ!便利だよ!」

と、どんなに熱く語ったところで、パートナーに響かなければそこで試合終了です。

 

要らない理由を説明されて、自分が納得できればそれはいいんです。

でも、熱量が低い場合は「根拠は無いけど、なんとなく要らない」と一蹴されることが多いと思います。つらいです。

 

それにですよ!

最初は熱量が低くても、家づくりが佳境を迎えたところで、パートナーが熱量を持ち始める場合もあります。

こうなってしまい、「あれがいい、これがいい」といった要望が後から出始めると、予算がオーバーすること間違いなしです。

当然、予算が許してくれないことだってあります。

夢に溢れた家づくりを、最後は妥協ばかりで終えてしまうのは悲しいです。

 


我が家はまさにこのパターンで、

——————————–契約前——————————–

かなぴ「食洗器はミーレがいいな」

妻  「高い!いらない!却下!」

——————————–契約後——————————–

妻  「ミ、ミーレってすごい評判良いよね、あった方がいいかな?」

かなぴ「あ、はい。(おおぉぉぉいぃぃ!!)」

 

という事態にちらほら遭遇しました。

ミーレ

 

ということで、

「これはいる、これはいらない」

と、最低限、話し合いができるくらい熱量を揃えておくことをオススメします。

 

ステップ2:カタログを貰って仕様を決める

家づくりの熱量が共有できたところで。

ステップ2、ステップ3では、オプション費用の部分について、見積り額を後から増やさないための工夫を提案します。

我が家の実例では、提案工事(オプション)として300万円が計上されていた箇所です。

  • 提案工事(オプション)は仮で300万円を計上

 

その工夫とは、すばり!
設備のカタログを貰うようにしましょう!!です。

 

どこの会社も、大抵の場合は貰った設備のカタログに、

  1. 標準の仕様
  2. ハイグレードの仕様

がそれぞれ掲載されていると思います。

 

住友林業の場合であれば、

  • キッチンであればクリナップ、永大産業 など
  • 洗面化粧台であればパナソニック、LIXIL など

といった設備とメーカーごとに、カタログが1冊ずつ存在します。

カタログ

 

そのカタログを見ながら、こだわる設備とそうでない設備を決めていきます。

少しめんどくさいですが、どのみち後から決めないといけないことです。

特に、水回りの設備や床材は商品による価格差が結構大きいため、お忙しい方はどうかそこだけでも…!!

 

ここでのポイントは、どの仕様にするか迷った場合は、とりあえず高い方にしておくことです。

 

また、複数の住宅会社の設備カタログを見ることで、会社ごとに選べる設備や仕様の違いが見えてきます。

「○○を導入できるからこの会社で建てることにした!」

という声も聞いたりするので、設備を比較することって、結構大事だと思います。

 


ところで、いきなりカタログ下さいと言っても、契約前にくれるのかな?と不安に思うことは無いでしょうか。

 

多分ご安心ください!

カタログを渡すくらいなら、営業担当さんの手間はほとんど掛からないので、問題無いかなと思います。

それに、他社では貰っているのに、自分の会社だけ渡さない…となると、契約面で他社に大きなリードを許してしまいます。

そんなわけで、大抵の場合はあっさり渡してくれるはずです。(個人的な意見です)

 

ステップ3:特注(仕様外)でやりたいことを考える

先ほどは、設備カタログで仕様を確認する部分についてお話をしました。

逆に、カタログに載っていないものは、特注(仕様外)です。

 

特注になると、大量生産/大量発注による割引が出来なくなるため、一気に高額になります。

たとえば我が家の場合、契約後に特注に変えたり、特注を増やした部分は、これだけで見積りが250万円以上も増えています。

こんな事態に陥らないためにも、ぜひ、早いうちにご検討ください。

 

「特注になるようなやりたいことって、そんなすぐに見つかるか!」

というご意見は本当にごもっともです。

でも、特注の内容によっては、お金の面だけじゃなくて「今の間取り案では無理」ということも普通にあります。

なのでどうか、施主ブログやSNSをご覧になって、少しでも早く気づいていただければ…!!

 

特注も含めた我が家の設備仕様については、また別の記事でご紹介しますので、ぜひご覧ください。

みなさんの参考になればいいなという熱い思いで執筆予定です!

 

ステップ4:そのほかの見積額が不明な箇所は理由を聞く

ステップ2、3ではオプション費用の見積りについてお話しました。

ここでは、そのほかの見積額が不明な箇所について、できる工夫を考えていきたいと思います。

我が家の実例では、照明工事、カーテン工事の100万円の部分と、外構工事の300万円の部分です。

  • 照明工事、カーテン工事は仮で100万円を計上
  • 外構工事は仮で300万円を計上

 

これらの点に関しては、間取り(窓の位置/数)や土地の形状/広さによってかなり変わってきます。

このため、適正な見積額を提示することはなかなか難しいです。

 

難しいのであれば、設計さんに対して、

「どんな想定で予算取りをしていますか?」

思い切って考え方を聞いてみるといいのかなと思います。

 

もし、この時に見込み違いの回答が返ってきた場合は、以下のようなアプローチを参考にしていただければ嬉しいです。

 


まずは照明工事、カーテン工事について。

我が家の営業担当さんや、知り合いで最近家を建てた人の実例を確認する限りでは、
照明とカーテンはそれぞれ「延床面積(坪)×1万円」で計上されているパターンが多いみたいです。

例えば、40坪の住宅の場合、見積りは80万円という感じです。

 

我が家は少し余裕をもって100万円にしてくれていましたが、結果的に少し足が出てしまいました…。

個人的には、こだわりが強い場合や安全な予算を組みたい場合、
「延床面積(坪)×1.5万円」くらいにしておくと良いかなと考えています。

 

続いて、外構工事です。

庭ファン様のサイトによると、外構工事の平均予算は大体建物の10%から15%と記されています。

庭ファン|新築外構・エクステリア工事を賢く安くできるお得情報を配信! | 新築外構・エクステリア工事を賢く安くお得にできる情報を配信中!業者選びから商品選定まで、無料相談も受けてます。工事の大小を問わず、30%以上も安くできた実績もあります。建築業界の闇に気付き、一般消費者とのひどい情報格差とブログとYouTubeで解説しています。

\みんな大好きの外構にかかる平均予算/バッサリ、私の私見を交えて書きました。 正直、平均と比べるのは得策ではない。平均を…

 

そう考えると我が家は足りてないです…。

また、こちらのサイトでは、建物の10%から15%というのはあくまでも一例に過ぎないとの見解が示されています。
ほんとそのとおり!

そのうえで、場所別に平均予算がどれくらいになるのかが丁寧にまとめられています。

気になる方は、ぜひ一度ご覧ください。

 

この記事を書いている段階では、まだ外構工事の内容は白紙なので、私も勝手にこちらのページを参考にさせていただいて、これから外構工事を進めようとしています。

 

ステップ5:計上額が0円になっている部分を要チェック

最後のステップです。

判明していない情報の見積りの箇所について、できる工夫を考えていきたいと思います。

我が家の実例では、地盤改良費0万円の部分と、ローンの手数料0万円の部分です。

  • 地盤改良費は仮で0円を計上
  • ローンの手数料は仮で0円を計上

 

0円とは大きく出ました…。

これぞまさに、楽観的に計上している典型的な例です。
(0円なので計上して無いという方が正しいのかな…?)

 

特に、地盤改良費の増加は、本当にトラブルとしてよく言われます。

地盤改良とは、簡単に言うと、家を建てる土地の地盤が弱い場合に実施する補強工事のことです。

 

土地の契約後や間取りの確定後でないと、地盤改良が必要かどうか正確には分からないのですが、仮に必要となった場合は最低でも数十万円、高いと数百万円も必要になります。

なので、地盤改良費を0円と計上しておくのはかなり危険です。

 

ちなみに、地盤の強さは、地盤サポートマップというサイトで調べることができます。

地盤サポートマップ

ぜひ、家を建てる土地の地盤の強さを調べてみてください。

ちなみに、土地を探すときにも、候補先の地盤強度のチェックにとっても役立ちます。

 

このほかにも、新規分譲地の場合などは周辺に新築がたくさん建っているため、

「その家を建てたときに地盤改良が必要になったのかどうか」

を確認することで、ある程度予測をすることが可能です。

特に大手のハウスメーカーなら周辺に数件建てている場合があるため、信憑性が増します。

 

これらを駆使しながら、地盤改良費の計上について、営業担当さんとご相談しましょ!

 


また、ローンの手数料に関してはもっと楽に予測できます。

住宅ローンの金額と銀行を仮にでも決めておいて、その銀行のホームページを調べるだけです。

 

我が家の場合は、三井住友信託銀行で住宅ローンを組みました。
(住友林業の提携先の金融機関です)

三井住友信託銀行の住宅ローンのページにアクセスすると、手数料のページがあり、そこに詳しく書いています。

住宅ローン

 

画像の場合、たとえば融資手数料型だとお借入金額の2.20%が手数料として別途必要です。

仮に3,000万円借りようとすると、66万円が手数料として必要となるわけです。

これが0円で計上されていると考えると、恐ろしいですよね…。

 

この点も十分ご注意ください。

 

 

 

あとがき

契約後に見積額の増加を予防する方法について、いかがでしたでしょうか?

このページでは、こちらの5ステップで、その方法を提案しました。

 

  1. 夫婦で家づくりの熱量を合わせる
  2. カタログを貰って仕様を決める
  3. 特注(仕様外)でやりたいことを考える
  4. そのほかの見積額が不明な箇所は理由を聞く
  5. 計上額が0円になっている部分を要チェック

 

我が家の場合、最終的に500万円程度も見積額が増えることになってしまったんです…。

その痛い経験をもとにした提案です!
これらを実践いただければ、大幅に見積額が増えることはかなりの確率で防げると考えています。

 

また、ここまで細かくやっておくことで、こんなメリットも出てくると思います。

  • 複数の会社の見積り同士を正確に比較できるようになる
    • 条件をかなり統一させることができるため

     

  • 値引きやサービスの交渉がしやすくなる
    • おそらく見積額が増えるので、割引幅の交渉がしやすいかも
    • 契約まであと一歩の時に「○○の設備サービスしてくれたら即決します」といった交渉に持ち込みやすい

     

  • 今後丁寧に対応してもらえるかも知れない
    • 「細かくチェックする人だな」と営業担当さんが思ったら、相手の対応も細かくなるかも?

 

最後のはメリットにならないかも知れませんが…。

 

見積額が後から増えてしまうと、家庭内でも打ち合わせの場でも、しんどい思いをしてしまいます。

最終的に予算は余り気味になってしまったとしても、安全に安全にいく方が、楽しい家づくりに結びつくんじゃないかなと思います。

 

良かったら参考にしてみてくださいね。

おしまい。

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