住友林業の間取り案を徹底解説!私たちの要望は反映されているのか!?

間取り徹底解説
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こんにちは、かなぴです。
(Twitter : Kanapi_House)

今回は住友林業の間取り案を徹底解説!がテーマです。

 

前回の記事では、住友林業からいただいた、

「ゾーニングの考え方と周辺環境を配慮した間取り提案」

について、その全体をご紹介しました。

 

でも、まだまだ間取りの中身をご紹介し足りてない!
ということで続編をお届けします。

 

このページでは、住友林業からいただいた間取りを空間別に分けて、それぞれの空間ごとに、

  1. 私たちが間取り作成依頼時に挙げていた要望
  2. 住友林業の提案内容
  3. 良いと感じた点や改善して欲しいと感じた点

といったことを、詳しくお話していきたいと思います。

 

前回の記事をまだ見てないよ~という方!

住友林業のひと味違う提案力についてご紹介しています。
きっとみなさんの家づくりにもお役に立てていただけると思いますので、ぜひご覧ください。

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ではでは、今回も張り切っていきましょ!

 

 

 

目次

間取りの中身を詳しくお話していく前に

1点だけおことわりさせてください。

これから先の説明では、前回の手書きの間取りではなく、住友林業が専用のソフトで作成した間取りやパース(外観、内観のイメージ図)を使ってご説明していきます。

というのも、中身は変わらないので、手書きじゃない方が見やすいかなと思いまして…。

 

実際の時系列では、

  1. 手書きの間取りを受け取る(前回の記事)
  2. 申込金5万円を支払って、正式な間取り作成を依頼をする
  3. 今回の資料が貰える(だいたい初回提案から約2週間~3週間後です)

といった流れになっていますので、その点だけご注意ください。

 

時系列が気になるよ!
という方は、こちらの記事もご覧ください。

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我が家のコンセプト

コンセプト

私たちは、間取り作成の依頼をしたときに、

「どんな家に住みたいのか」

といった、我が家のコンセプトのようなものを添えて依頼をしました。

そのコンセプトがこちらです。

 

◆ 木や自然のぬくもりが感じられること
◆ 各部屋の寒暖差が少ないこと
◆ 家事動線が短いこと
◆ 将来的に1階だけで生活が完結すること

(若干コンセプトとは違うような気も…)

もちろん、この内容は住友林業にもお送りしています。

そういったわけで、
これからお話する空間別の要望や提案は、このコンセプトが根本にあります。

 

 

 

1階部分のご紹介

 

間取り1階_分割

1階部分は、駐車スペースも含めて5つの空間に分割し、それぞれ詳しくご紹介していきます。

 

①駐車スペース

駐車スペースに関して、私たちが整理した要望はこちらです。

 

  • 乗用車が3台以上駐車できること
  • 電気自動車の充電スペースが確保できること

 

この要望に対して、住友林業の提案内容はこちらです。

 

1_駐車スペース

前回の記事でも少し触れていますが、敷地のスミ切り部分を活用することで、無駄のない駐車スペースとなっています。

また、常時駐車するスペースをL字型に設計するといった、駐車しやすい工夫を凝らしてくれました。

電気自動車の充電スペースも、家の外壁に沿ってうまく確保できそうです。

 

私では頑張ってもこの発想は出せないので、とにかくすごいなぁという感じです。

ただ、アプローチが車の陰に隠れてしまう部分が気になります。
外観のパースはこのようになっていて、パースの手前に車が停まると玄関見えるのかな…という感じです。

駐車スペース_パース

この点は、今後の改善事項としてチェックです。

 

②エントランスとトイレ

エントランスとトイレに関して、私たちが整理した要望はこちらです。

 

  • 洋服や靴の収納スペースがあること
  • 自然光を取り入れることが可能であること

 

  • エントランスから見えないようすること

 

この要望に対して、住友林業の提案内容はこちらです。

2_エントランス_トイレ

 

まずはエントランスから。
私たちの要望はしっかりと汲み取っていただけています。

そしてこの大きなFIX窓!
玄関ドアを開けたときに広がりがあってとっても良さそうで、一目でお気に入りになりました。

パースはこちらです。良いでしょ!
ちなみにパースの右壁面のタイルっぽい模様は、提案時にこのようなデザインになっていましたが、私たちの好みとは違います笑

エントランス_パース

 

続いてトイレです。
こちらはエントランスから見えないと言えば見えないのですが、なんか思ってたのと違う…。

それに、後から登場する寝室やほかの水回りと距離があるので、使い勝手が心配です。
トイレの配置は今後見直したいポイントとしてチェックです。

 

<参考>
トイレの設置場所に関する一般的なセオリーは、以下の3か所と言われています。
・エントランスの近く
・洗面室、浴室の近く
・階段の近く
なので、住友林業の提案が悪いわけではなく、私たちの思いとちょっと違っていただけです。

 

③LDKと書斎

LDKと書斎に関して、私たちが整理した要望はこちらです。
(LDKの要望は、実際もうちょっと細かいのですが、主要なものだけにして割愛しています)

 

  • リビング
    • 開放感があること
    • モノを極力置かずに暮らせること
    • 夏の直射日光は避け、冬でも自然光で部屋が明るいこと
  • ダイニング
    • 椅子に座って食事ができること
  • キッチン
    • 料理から配膳までを楽にできること
    • 親子や夫婦が一緒に料理できること
    • 掃除が楽であること
    • 料理のにおいが他の居住空間に広がらないこと

 

  • あったら嬉しいが、特にこだわらない

 

この要望に対して、住友林業の提案内容はこちらです。

LDK

 

まずはLDKから。
おおむね要望を汲み取った間取りになっていると思います。

リビング上部を吹き抜けにしたり、LDKとデッキスペースを繋げることで、縦横に広がりを持たせてくれました。

また、このほかにも「収納確保のためにカップボードの幅が6,000mm以上」だったり、「生活感が出ないように冷蔵庫を隠す」といったような、あまり他では登場しなさそうな特徴を持っていたりします。

 

ただ、キッチンの要望に登場する「料理のにおいが他の居住空間に広がらないこと」については、

「え?大丈夫だよね?」

という感じです。

 

今後、確認すべきポイントとして忘れないようにチェックです。

 

パースはこちらです。

LDK1

LDK2

 

続いて書斎です。

書斎は必ず必要という要望では無かったのですが、LDKと隣接する個室スペースを設けてくれました。

これで、今後テレワークが主流になっていったとしても、ひとまずは問題なさそうです。

 

④寝室と収納

寝室と収納に関して、私たちが整理した要望はこちらです。

 

  • 静かに過ごせるスペースであること
  • 掛け布団がすぐに(気軽に)干せること
  • 夫婦でゆっくり過ごせる空間であること
  • 可能な限り1階を希望する
    2階になった場合でも、将来は1Fで寝起きができること

 

  • 家族全員の服が収納できるウォークインクローゼットを希望する

 

この要望に対して、住友林業の提案内容はこちらです。

4_寝室、収納

 

まずは寝室から。
こちらも要望をしっかり汲み取っていただけました。

特に、妻は布団を干すのが大好きなので、朝起きてそのまま布団が干せるような設計となっている点がお気に入りのようです。

 

ちなみに、LDK(パブリック空間)と寝室(プライベート空間)を1階に集中させるのって、結構難しいみたいです。

今回の提案では、廊下や、このあと紹介する収納スペースをクッションとして、うまく切り離してくれています。

 

続いて収納です。

収納については、ウォークインクローゼット以外にも、

「家全体の収納を多めにしたい」

といった要望などもあるのですが、ここでは割愛して、ウォークインクローゼットだけに着目します。

 

ウォークインクローゼットも要望をしっかり反映いただいています。
しかもこれ、家の中心付近に設置されています。

家の中心に設置されることで、LDK、寝室、水回り、2階といったあらゆる空間からすんなりアクセスができます。
これ、住む前からすっごく便利な気がしているんですが、いかがでしょうか?

 

ちなみに、2方向以上から出入りできるウォークインクローゼットのことは、ウォークスルークローゼットとも呼ぶみたいです。

 

⑤水回り

水回りに関して、私たちが整理した要望はこちらです。

 

  • 洗面室
    • 洗濯後に洗濯物がすぐ干せるような動線であること
    • 洗面室の取り合いが極力起きないこと
    • ちょっとしたもの(雨の日の下着など)をすぐ干せるスペースがあること
  • 浴室
    • 2人以上で入れること
    • 床が温かく、かつ、滑らないこと
    • 浴槽では足をゆっくり伸ばせること

 

この要望に対して、住友林業の提案内容はこちらです。

5_水回り

これだけだと要望を汲み取ってもらえてるのか分かりづらいのですが、ちゃんと汲み取ってくれていました。

まず洗面室に関しては、脱衣室と洗面室を分ける提案をしていただいています。
こうすることで、入浴中も洗面室を使いやすくなります。

このほか、ちょっとした服を部屋干しするときは、脱衣室で干すと洗面室からは見えないので、来客時にも気兼ねなく洗面室を利用してもらうことができます。

 

また、現在の社宅では、我が家の洗面室の取り合いは朝が多くて、結構準備がバタつくことがあります。

特に、主要な鏡が洗面室にしかないので、水は使わないのに鏡を利用するために洗面室に居る…ということが、とても頻繁に発生しています。

この点に対して、洗面化粧台を幅広のタイプにして、一面を鏡にすることで混雑解消を図ってくれています。

 

浴室に関しては、通常の1坪サイズより少し大きい1.25坪サイズにすることで、子供と一緒にお風呂に入っても広々です。

床が冷たいとか狭いとかは、今住んでいる社宅で感じていたことなのですが…。
最近のユニットタイプの浴室/浴槽を採用すれば問題は無さそうです。

くっ、昭和の社宅が憎い!!

 

 

 

2階部分のご紹介

 

2階

2階部分は、大きく2つの空間に分割し、それぞれ詳しくご紹介していきます。
連番は1階部分からの続きになっています。

ちなみに、囲まれていないトイレや収納については、この時点では要望や特記事項が無いため、割愛します。

 

⑥子供部屋

子供部屋に関して、私たちが整理した要望はこちらです。

 

  • 自然光が入り、明るい空間になること
  • 収納が多いこと
  • 子供の成長(年齢)に応じてアレンジができること
  • 広さにはこだわらない

 

この要望に対して、住友林業の提案内容はこちらです。

6_子供部屋

 

こちらも要望は汲み取っていただけているかなと思います。

まず自然光の確保については、部屋を東側に窓が取れる場所に配置いただきました。
これによって、朝日を確保することができます。

子供部屋は、日中に利用することが思ったより少ないので、日中の自然光(南)よりも明け方の自然光(東)を取り入れるようにした方が良いみたいです。

特に、家の北東に設置して、北と東に窓を取るといいんだとか。

ちなみに、提案いただいた間取りも一室は北東に位置していますが、外観のデザイン性を重視することと、周辺環境(墓地)の都合から北側の窓は設けていません。

 

これ以外の要望は、そもそも間取りから読み取れるような要望じゃないのでなんとも…

まあでも、不自由なく過ごすことができそうっぽいので、良し!とします。

 

⑦ファミリースペースとバルコニー

ファミリースペースとバルコニーは、特に要望を挙げていなかったのですが、間取りにありました。

このページに書き切れていない要望の中に、

「家族と過ごす時間を大切にしたい」

みたいなことを書いてたので、汲み取って設計してくれたのかも知れません。

 

それがこちらです。

7_ファミリースペース

 

実はこの空間、扉で仕切られておらず、東の壁は腰壁(天井まで壁が無く、腰付近までしかない壁のこと)になっています。

先ほどLDKのパースから少しだけ見えていた空間です。

ファミリースペース_パース

 

このようなオープンな空間を作ることで、たとえば、

  • 子供のお誕生日会や家族みんなでボードゲームしたり…
  • バルコニーも利用して空を見上げながら食事したり…

といったように、色々なイベントなどに利用ができます。
できるはず…。やるかな…?

 

私たちのやる気と使い方次第では、活用できる場面が多そうな気がしていて、結構お気に入りです。

 

 

 

あとがき

このページでは、私たちが挙げていた要望と、間取りの詳細や感じたことをまとめました。
伝わりましたでしょうか?

個人的には、初回提案はその設計さんの100%の実力が反映されているものと思っています。

そんな思いのなか、住友林業の設計さんは、かなりまんべんなく要望を汲み取った上で素晴らしい提案をしてくれました。

 

今振り返ってみても、「この人に任せたら大丈夫だろうな~」という信頼感や安心感が、契約を後押ししてくれたように感じています。

 

ちなみに、ブログ執筆時点では、ほぼ最終的な間取りが確定している状態になっています。

ここで書いている見直しポイントを中心に変更箇所もありますので、今後の記事でまとめていきたいと思います。

 

次回は、初回の提案(手書きの設計)時点の概算見積について、お話していきたいと思います。

引き続きよろしくお願いします♩

おしまい。

間取り徹底解説

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この記事を書いた人

四国在住の住友林業の施主。
昭和の社宅から40坪2階建て住宅への引っ越しを夢見て家づくりに奮闘し、2021年11月に新居を建てました。
施主ブログが家づくりに役立った経験から、恩返しのため施主ブロガーとしての道を歩むことを決意。
猫をこよなく愛するも、妻は犬派。
Twitter : 家系ブログを盛り上げる会の会員。

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