こんにちは、かなぴです。
(Twitter : Kanapi_House)
今回は住友林業の初回提案の見積額についてがテーマです。
住友林業から非常に魅力的な間取り提案をいただいた私たち。
早くも新しい生活に期待が膨らんでいるところに、お見積という爆弾が投下されます。
そこには予算を500万円オーバーした見積額が載っていたのです…。
このページでは、住友林業の初回提案の見積額について、お話していきたいと思います。
また、初回見積りに対して、今だから思えることについても、あわせてお話します。
間取り提案の内容については、前々回と前回の記事に詳しくまとめています。
見てないよー!という方は、こちらもご覧くださいませ。
<前々回>
<前回>
ではでは、張り切っていきましょ!
間取りのおさらい
見積額をご紹介していく前に!
「この間取りでこの価格か~」
というのが伝わりやすいように、もう一度、間取りをささっとご紹介させていただきます。
まずは1階部分です。
床面積は約26坪(約86㎡)となっていて、2階建てにしては結構広いです。
続いて2階部分です。
床面積が約15坪(50㎡)となっていて、これとは別に吹抜(Voidの部分)が約2.5坪(約8㎡)あります。
というわけで、延床約41坪(約136㎡)+吹抜約2.5坪(約8㎡)のおうちです。
4人~5人家族を想定しているので、一般的な大きさの家かなと思います。
ご覧のとおり子供部屋が2部屋しかないので、「5人家族になったらどうしよう」という思いはあるのですが…。
今は子供は1人です。
これから先、2人目に恵まれないかも知れませんし、双子が産まれるかも知れません。
そんなことを考え出すといつまでも家が建たないので、その時になって考えようと思ってます。
初回提案の見積額
住友林業から提示をいただいた見積額はこちらです。
税抜価格の部分は、10万円単位で端数処理(四捨五入)しています。
項目 | 詳細 | 見積額 | 備考 |
建物工事費 |
|
税抜:4,060万円 税込:4,466万円(10%) |
提案工事(オプション)は仮で300万円を計上 |
付帯工事費 |
|
税抜:380万円 税込:418万円(10%) |
地盤改良費は仮で0円を計上 |
その他工事 |
|
税抜:400万円 税込:440万円 |
照明工事、カーテン工事は仮で100万円を計上 外構工事は仮で300万円を計上 |
雑諸費 |
|
70万円(非課税) | ローンの手数料は仮で0円を計上 |
合計 | 税抜:4,910万円 税込:5,394万円 |
総額は約5,400万円です。
すでに契約した土地代の約1,600万円とあわせると、総額は約7,000万円になります。
いやいや!かなぴ家にはめっちゃキツイ!!
私たちは、家づくりの予算を約6,500万円と設定していました。(家具、家電は含まず)
結構背伸びをして、その予算です。
すでに土地代で1,600万円掛かっています。
このため、家本体と雑諸費(登記費用など)は4,900万円の中でやりくりをすることに決めて、間取り作成を依頼する時に予算をお伝えしていました。
税込で500万円くらいオーバーしてるやん…
かなぴ「(あれ?予算どこいった?)」
かなぴ「(もっと少なめに予算言っておけばよかったかな…)」
と、いろんな思いがぐるぐるします。
そして、妻は隣で固まっております。怖いです。
そんな風に夫婦で固まっていると、
営業担当さん「私の権限で、総額4,900万円程度まではお値引きは可能だと思います」
こんな風にドヤッってきます。
かなぴ「えっ(営業担当さん、役職付いてないやん…権限どうなってるの…)」
…
ということで、素敵な間取りとともに、住宅業界の見積りの闇を垣間見ることになりました。
まあでも、「予算内に収まってます!」と言ってた他社さんで、
税込6,200万円(1,300万円オーバー)だったので、それよりは良いのか…?
…
どっちもダメだろっ!
初回の見積は全然あてにならない
ついつい合計の金額ばかりに目が行きがちになるのですが…
先ほどの見積りの備考欄を見てください、ここです!ここ!!
- 提案工事(オプション)は仮で300万円を計上
- 地盤改良費は仮で0円を計上
- 照明工事、カーテン工事は仮で100万円を計上
- 外構工事は仮で300万円を計上
- ローンの手数料は仮で0円を計上
めっちゃ仮ばっかりなんですよ…
前にCMしてた、ガールフレンド(仮)を彷彿とさせる勢いですよ。
いや、初回なので仮になるのは当然なんですけどね。
でも、着工直前まで来た今だから言える…!!
絶対に足りません。
この仮で計上している額を、実際にかなり近い額や、実際より多い額で計上してくるパターンってほとんどないと思います。
やっぱり、見積りが高く見えると敬遠されるものですし…。
(施主さんが要望を伝えきれていない側面も、多少はあると思いますが)
でも、本当に施主さんのことを思うのなら、実際より多い額で計上するくらいの方が良いはずなんです。
後になって採用したいオプションが出たときにも充当できますし、最終的に余ったとしても損はしません。
営業担当さん「当社は、○○や××の理由でこの額を計上しています。」
営業担当さん「他社さんと比べると高いかも知れませんが、比較なさってください。」
くらい言った方が、施主からの信頼を絶対勝ち取れると思うんですが…。
なかなかうまくいかないものなんでしょうか。
そんなわけで、初回提案時の見積合計額は全然あてにならないです。
値引きのことを引き合いに出し始めると、ますますサッパリ分からなくなります。
実際に、我が家も全然あてにならなかったことが、後になって分かりました。
見積額をチェックするより、見積根拠をチェックする方が100倍大事です。
これは本当に強く言いたい…!
次回予告
このページでは、我が家の初回提案の見積額についてご紹介しました。
がっつり500万円オーバーした見積りと、謎のお値引きを提示されて終了しました。
当時は見積額と値引額に一喜一憂しましたが…
実際には、仮で計上しているものばかりですので、初回提案時の見積合計額は全然あてにならないです。
むしろ、見積根拠をチェックして、その妥当性を確認することの方が遥かに大事です!
他社の見積りと比較する時にも、見積根拠を基にして比較した方が、ずっと良い比較になります。
そんなわけで、次回は、
- 見積額の精度を上げるための方法
- 施主さんにとって安心安全な見積を獲得するためにできること
について、私の経験と今の知見をもとにお話したいと思います。
おしまい。
コメント