当ブログ「理系男子のきこりんハウス」は、次のことを中心に取り上げたブログです。
- 家づくりの基礎知識
- 住友林業との家づくり
住友林業で2階建て40坪のマイホームを建築中である私が、経験談を記事にしました!
ぜひ、ご覧ください
私たち夫婦は、住友林業で注文住宅を建てることになりましたが、
住友林業と契約するまでの間に、数社のハウスメーカーや工務店を検討しました。
今回は、そのうちの1社のお話として、
私たちが積水ハウスを諦めたエピソードについてご紹介します。
積水ハウスは、大阪府に本社を置くハウスメーカーです。
テレビCMでもおなじみで、知らない人はほとんど居ないレベルの知名度を持つ大手企業!
住宅業界のリーディングカンパニーとしての地位を確立しています。
決算・ビジネスニュースのサイトであるStrainer(ストレイナー)の情報によると、
2020年の積水ハウスの売上高は、なんと驚異の2兆4151億円!!
これは、住宅業界の市場規模45兆円のうちの約5.3%にもなっていて、日本企業の全体で第57位に位置するほどです。
1兆1040億円で第141位です。
そして、知名度や売り上げを裏付けるように、
- 高性能
- 高デザイン性
- 高価格
の三拍子が揃っている、みんなの憧れの的な会社なのです。
私たちの友人にも、積水ハウスで家を建てた人がいて、ご自宅にお邪魔したことがあります。
本当に素敵で、まさに人生最大の買い物と呼ぶにふさわしいお家でした…!!
そんなわけで、「積水ハウスのお家が建てられたらいいなぁ」と思った私たち。
間取りと概算見積の作成をお願いしたのですが、結果として積水ハウスでの家づくりは諦めることになりました。
この記事では、積水ハウスを諦めたエピソードとして、主に次の2点についてお話していきます。
- 積水ハウスとの出会い
- 提示された間取りと概算見積
それでは、はりきっていきましょ!
- かなぴ家が積水ハウスと出会って別れるまでのエピソード
積水ハウスとの出会いは友人からの紹介
私たち夫婦と積水ハウスとの出会いは、私かなぴの友人からの紹介でした。
この出会い方、我が家では特殊というか、あまり無いパターンだったんです。
なぜかといいますと、妻の職場からの紹介がほとんどだったから!
プロフィールの記事でもご紹介をしたように、妻は銀行の住宅ローン関係の部署で働いています。
住宅ローン関係の部署では、お客さまから直接住宅ローンの相談があるのはもちろんですが、住宅会社の営業さんからお客さまを紹介してもらうといったことが結構多いようです。
まだ決めていない人を紹介してくれます。
こうした状況だったため、私たちが家づくりを始めたときには、銀行に足を運んでいた各社の営業さんがこぞって私たちの担当になったんです。
その代わり、銀行の紹介割引が受けられました。
住友林業の営業さんもこうして出会ったんです。
でも、その各社の営業さんの中に、積水ハウスの営業さんは含まれていなかったんですよ…
そっちにしか紹介してないんじゃないかな!!
そういったわけで、積水ハウスと出会う手段に困っていた私たち。
でも、だからといって住宅展示場に突撃すると、紹介割引が受けられなくなります。
どうしようかと困っていたところ、とあることを思い出しました。
「あんまり関係ないかもな~」と内心は思いながらも、
その友人を頼った結果、無事に営業さんを紹介してもらうことができたのです…!!
不動産売買の仲介事業や、賃貸経営・サブリース事業などを行っている総合不動産企業です。
こうして紹介してもらった営業さんは、自宅近くの展示場の店長さんでした。
展示場の紹介とヒアリング ~マフィアのボス出てきた~
さっそく、店長さんからショートメールでアポイントのご相談が飛んできます。
「まず、一度展示場でお話しましょう!」という流れになりました。
迎えた展示場訪問の日…
ご友人様からご紹介をいただき、ありがとうございます。
さすがは店長さん。
第一印象は、物腰が柔らかく、言葉遣いがとても丁寧で常に笑顔という、余裕のある感じがする営業さんでした。
それにしても、めっちゃニコニコしてます。ニコニコ動画よりも。
飛び込みで来場する人よりは、「こいつは家を買う意思がある」って分かってたからなのかも知れません。
ただ、気さくなタイプではなさそうなので、気軽な会話は難しそう…
かなぴ様のご希望はいかがでしょうか?
今回訪れている展示場も、木造(シャーウッド)でした。
それならばということで、展示場の室内を歩きながらシャーウッドのことを紹介してもらえることに。
シャーウッドの基本的な構造や特徴を丁寧に教えてくださいます。
ですが…
(全部知ってる…)
そう…
この訪問日よりもずっと早く、銀行経由で出会った他社の営業さんと先にやり取りを重ねていました。
その過程で、住宅業界の各社の特徴をある程度把握していたんです。
そこで、このまま知っていることを紹介されても仕方がないので、
といったような、エッジの効いた質問を繰り出しながらその場をやり過ごしつつ、
次回、設計さんを交えたヒアリングの機会をいただくことになりました。
そして迎えたヒアリング当日…
この日も展示場に訪問です。
本日はよろしくお願いします。
設計さん渋すぎない?
マフィアのボスかな??
とはいえ、こちらも一世一代の家づくり。
そんなボスに怯むことなく、住友林業のときと同じくパワーポイント80ページの要望資料で対抗です。(資料は先にメールで送っておきました)
ヒアリングの中身としては、特に目立った質問もなく、要望資料に沿って内容を確認していくといったもの。
ボスは家庭内でかなり尻に敷かれているという、ほっこり(?)エピソードも交えながら、和やかに進んでいきました。
そして、帰り際…
営業さんが神妙な面持ちで口を開く…!!
ご予算のほどはいかがお考えでしょうか…?
要望資料の1ページ目に書いとるがなっ!!
とは思ってても言えないので、
4,900万円~5,000万円くらいを考えています。
と思ってたら、全っ然いけてませんでした。
予算を1,000万円以上オーバーして試合終了!
いよいよ提案当日…!!
設計に時間が掛かったのか、ヒアリングから約3週間後のご対面です。
この日は急遽子供が熱を出してしまったので、妻は留守番となって、かなぴ一人で展示場へ向かいます。
※本当に言ってました
そして間取りとご対面…!!
実際に契約に至っていないので、イメージ図になります。ご了承ください。
延べ床面積が約140㎡(約42坪)の2階建てとなっております。
おお…たしかに、ありきたりな間取りじゃなくて、注文住宅の個性を出してくれています…!
イメージ図ではなかなか伝わりませんが、家のど真ん中にキッチン、トイレ、お風呂が配置されているという、結構攻めた間取りでした。
でも、かなり高い要望として出した項目が反映されていなかったりもしました。
- 1階に寝室が欲しい
- 車を3台駐車できるスペースが欲しい
(一旦持ち帰って○○ちゃん(妻)の意見も聞いてみよう)
こちらのご提案、予算内に収まりそうでしょうか?
概算の資金計画はこちらでございます。
ピラッ。
大項目 | 中項目 | 金額 |
建物本体価格 | 4,200万円 | |
別途費用 | 屋外給排水工事費 | 60万円 |
浄化槽工事費 | 50万円 | |
地盤補強工事費(概算) | 100万円 | |
照明・カーテン(概算) | 90万円 | |
給湯器 | 60万円 | |
太陽光、蓄電池、床暖房 | 500万円 | |
外構工事(概算) | 500万円 | |
別途費用合計 | 1360万円 | |
消費税 | 本体+別途費用 | 556万円 |
その他諸費用 | 印紙・登記費用 | 25万円 |
水道加入金等 | 10万円 | |
火災保険料 | 40万円 | |
性能評価、長期優良申請費 | 12万円 | |
その他費用合計 | 87万円 | |
総建築費用 | 6,203万円 |
全っ然収まってへんやんけワレ!!
チラッ…
チラッ…チラッ…
設計さんも「おい聞いてねーぞ」みたいな感じで、要望資料と見積書(資金計画書)を五度見くらいしてます。
どうやらお二方の意思疎通はできていなかったようです…
相変わらず営業さんはニコニコしっぱなしですが、
と、もう完全に回れ右な状態です。
間取りの改善をしてもらう気さえも起きませんでした。
帰宅して妻とも相談してみます。
小心者なので、心の声は胸にしまいながら…
一人ニコニコの営業さんと、きっと気持ちが通じている設計さんにご挨拶して、その場を後にしたのでした…。
そして帰宅後。
VRでも見えるんだって!
住友林業の間取りより好きかも。
でも、見積りが6,200万円だった…
無しです!!
あとがき:積水ハウスを諦めたエピソード
今回は、私たちが積水ハウスを諦めたエピソードをお話してきました。
提案してもらった間取りは、改善要望はあるものの個性的な作りになっていて、十分考えていただいたことが伝わるものでした。
住友林業と積水ハウスの2社だけでした。
ただし見積り! テメーはだめだ!!
6,200万円という、予算を1,300万円近く超えたものだったんです。
ただ…
今にして思えばですが…
この記事を書くにあたって、改めて見積もりを見直してみると、
いくつか余裕を持って予算取りしてくれてたんだなと感じられる部分がありました。
- 地盤改良費: 100万円計上
- 太陽光、蓄電池、床暖房 :500万円計上
- 外構費用 : 500万円計上
①、②については、住友林業では計上されていなかった項目で、③は住友林業の方が予算取りが安かったんです。
さらに、住友林業と着工合意をしている現時点では、当時の予算(4,900万円~5,000万円)よりも費用が少し膨らんでいるため、「もしかしたら交渉を続ける余地があったなのかなぁ」なんて思ったりもします。
でも、私(かなぴ)自身は住友林業の間取りの方がずっと好きでしたし、
予算を1,000万円以上もオーバした提案をするのはダメ!
妻もこう言ってくれているので、
私たちの場合は、やっぱり住友林業にして良かったなって思ってます。
では、今回はここまでということで!
引き続き、住友林業や我が家の仕様をまとめていきますので、今後ともよろしくお願いします。
気が向いたタイミングでまとめていきますね!
おしまい。
コメント
コメント一覧 (2件)
さすが積水ハウスさんですね。。。
これでオプションもりもり入れたらどうなったかは、逆に気になりました(笑)
masuraoticさん、コメントありがとうございます。
ほんと、さすがは最大手の積水ハウスさんだと思いました。
あの時、こうやってブログに書くと分かっていたら、めげずにオプションを入れた見積りを出してもらったのに…!!
それだけが心残りです笑