こんにちは、かなぴです。
(Twitter : Kanapi_House)
今回は素晴らしい間取りを提案してもらうためにできることがテーマです。
自分にぴったりと思えるような優秀な設計さんに巡り会えたとします。
その出会いはすごくラッキーなことですよね。
せっかくなら、その設計さんのアイデアがふんだんに詰まった間取りを提案してもらいたい!
そのために、施主さんができることってなんだろう?と、私なりに考えてみました。
お忙しい方に向けて、先に結論です。
- 現状と要望を事前に整理して、打ち合わせを迎える
- 現状と要望を整理するために、間取りを作ってみる
- 作った間取りは設計さんに渡さない
この記事では、だいぶ偉そうなことばかり言っていますが、当時の私はここまで出来ていませんでした。
当時を振り返って、みなさんのお役に少しでも立てば…という気持ちと、自分自身への反省としてご提案している内容です。
お時間がありましたら、ぜひ読み進めていただければ嬉しいです♩
ちなみに、優秀な設計さんに出会うための方法については、以前の記事でまとめています。
良ければこちらもご覧ください。
現状と要望をまとめることは施主のお仕事
少しでも満足のいく間取りを提案してもらいたいのなら、しっかりと現状と要望をまとめておくこと。
これが、施主さんが最低限するべきことではないかなと、個人的にはかなり思います。
間取り作成をお願いする時の打ち合わせって、ぜいぜい2時間~3時間くらいで終わります。
でも、施主さんが何も準備していなければ、絶対にこんなやり取りが発生すると思うんです。
設計さん「平屋と2階建てのご希望はありますか?」
施主さん「それは平屋がいいですねー」
設計さん「和室は必要ですか?」
施主さん「実家はマンションで和室無かったので必要ないです」
設計さん「今のお住いのLDKは何帖程度ですか?」
施主さん「え…何帖かな、わからないです…」
今後の暮らしを左右するかも知れない、とても貴重な打ち合わせの時間ですよ!
こんなサランラップより薄い会話に費やすのはすごくもったいないです。
優秀な設計さんだったら、なおさらこんな初歩的な打ち合わせはしたくないと思っているはずです。
施主さんが素晴らしい間取り案を見たときに、「おおおっ!!」と思わず声が出たなんて話を聞いたりします。
これは、間取り案が施主さんの期待値を超えた場合に起きます。
私としては、優秀な設計さんと呼ばれている方は、この期待値を超える提案をばっしばっし出している方だと思っています。
でも、間取りの打ち合わせの大半がサランラップ会話にごっそりと持っていかれたとしたら…
そうなると、いくら優秀な設計さんでもそこそこの提案で終わってしまうと思うんです。
というわけで、すごい提案を期待するのであれば、施主さんだって出来ることはしないとダメです。
自分なりに現状と要望をまとめてみて、事前に送って、打ち合わせに臨むべきなのです。
優秀な設計さんであれば、きっとその熱量を感じて受け止めてくれます。
施主さんがまとめた現状と要望をもとにして、さらに一歩踏み込んだ聞き取りができる実力だってあります。
そして、期待値を超える間取りを提案してくれるはずです。
間取りを自作すると現状と要望がまとまる
まあ、現状と要望をまとめるのが大事だと言うのは分かったとして…。
ゼロからこれらをまとめていくのってかなり大変です。
思いつくままに現状や要望を書いていても、十分書き出せているか不安になります。
「もっと違う視点で考えたら新しいモノが出てくるんじゃないかな…」とか思い始めると、寝付きも悪くなります。
そこで私がオススメしたいのが、間取りを自作することです。
施主ブログをご覧のみなさんは、家づくりにとても熱心な方です。
きっと間取りを自作した方や、自作しようと考えている方が多いと思います。
そうでない方は、一度騙されたと思って作ってみて欲しいです!
間取りを作ろうとしたときって、今住んでいる家のことや、新居に求めたいことを自然と考えたりしませんか?
個人的な意見ですが、間取りを作り上げていこうとする過程で、このような内容を考えると思っています。
項目 | 内容 |
自分たちについて |
|
今の家について |
|
新しい家について |
|
持ち物のこと |
|
こうやって思いついた内容って、設計さんが間取りを提案する時にすごく欲しい情報ばかりだと思うのです。
これだけの内容を事前にお送りしておけば、少なくともサランラップ会話は回避できます。
それに、家づくりにかける情熱も伝わるはずです。
また、内容に抜けているところや、矛盾しているところがあってもいいと思います。
優秀な設計さんなら、当日きちんと聞き取りしてくれるでしょうし、うまく解釈してくれます。
私としては、そのあたりの聞き取りや解釈に関しては、設計さんの腕の見せ所だと思っています。
優秀な方なのか、そうでない方なのかは、ここが分かれ目になってくるんじゃないかなと!
自分で作った間取りは渡さない
まとめた内容を事前にお送りするときに、私ならやらない!ということがあります。
それは、自分で作った間取りを渡すことです。
なんと言いますか…
施主さん「自由に考えてみてくださいね。あ!私が考えた案はコレです。」
みたいな感じで渡されると、
設計さん「ありがとうございます。(その案も汲み取らないといけないのかなぁ)」
という感じになるのではないかなと…。
施主さんの立場からしてもです。
自分が送ったとおりの間取りになっていたら、
施主さん「この設計さんちゃんと考えてくれたのかな」
とか思うでしょ?
逆に、完全に無視された間取りになっていたら、
施主さん「私の案ってダメだったのかな、笑われたかな」
とか思うでしょ!?
本当は、施主さんの要望がきちんと反映された間取りならいいはずなのです。
例えば、LDKに自然光がたくさん入るようにしたいと思っていたとします。
そして、自分の間取り案では南に配置しました。
でも、LDKに自然光を入れる方法って、南に配置するだけじゃなくて、アイデア次第でたくさんあるはず。
施主さんって、そのアイデアを設計さんに期待しているのではないでしょうか?
わざわざ縛りプレイを要求して、お互いなんとなくモヤモヤする必要は無いと思うのです。
…あ、個人的な意見ですよ!
これが正解と言っているわけでなくて、本当に個人的な信念です。
もし気分を害した方がいらっしゃいましたら、ごめんなさい。
まとめ
今回は素晴らしい間取りを提案してもらうためにできることをテーマにお送りしました。
個人的に思うこととしては、こちらの3点です。
- 現状と要望を事前に整理して、打ち合わせを迎える
- 現状と要望を整理するために、間取りを作ってみる
- 作った間取りは設計さんに渡さない
色々と生意気なことを書いてしまいましたが…。
実は、私が間取り提案をお願いした時は、自分で間取りを作ることはしてなかったんです。
そのため、要望を整理するのにも結構時間が掛かってしまいました。
また、初歩的な要望が抜けていることも多かったんじゃないかなと思います。
住友林業の設計さんや、他社の設計さんにもご迷惑をお掛けしたかな…と今思うと反省です。
そんなわけで、この記事では、私の経験を振り返って、良い間取り提案をしてもらうための方法を提案してみました。
ただ、これが正しい!という100%の正解って無いと思うんです。
どのやり方が合っているかは人それぞれですし、もっと良い方法を見つける方もたくさんいらっしゃるはず。
なので、あまり鵜呑みにせず、「こういう意見もあるんだな~」というくらいの軽い感じで受け止めていただけたら…と思います。
ここまでご覧いただいてありがとうございました!
みなさんの家づくりに少しでもお役に立てることを願っています。
おしまい。
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