こんにちは、かなぴです。
(Twitter : Kanapi_House)
今回は、住友林業と建築工事請負契約を締結するまでの打ち合わせの回数と内容がテーマです。
住友林業と建築工事請負契約を締結している私が、
- 建築工事請負契約ってなに?
- 建築工事請負契約までに実施した打ち合わせの回数とその内容
といった内容をお話していきたいと思います。
結論から言うと、私は住友林業との契約するまでに10回打ち合わせをしていただきました。
これはかなり多いほうだと思います。
打ち合わせの回数を相当重ねた分、内容に十分納得して契約書にサインができましたし「こんなにも尽くしてくれたチームすみりんのみなさんと一緒に家づくりがしたい!」と思えるようにもなりました。
そんな風に前向きに思えるようになるまでに、どんな内容の打ち合わせを重ねたのかをご紹介したいと思います。
家づくりを検討中のみなさんに疑似体験としてご覧いただき、役立てていただけると嬉しいです。
では、いってみましょう!
建築工事請負契約ってなに?
住友林業の場合は、家を建てるまでに2回契約を取り交わします。
このうちの1回目の契約が建築工事請負契約です。
「あなたの会社で家を建てます」と約束する契約になります。
全ての仕様が固まって「これで家を建ててください」と約束する契約になります。
・実印
契約破棄の場合は契約後に生じた人件費や材料費を違約金として支払う必要があります。
建築工事請負契約までに実施した打ち合わせの内容
住友林業との出会い
まずは出会いから。
私と住友林業との出会いは少し特殊で、妻の職場がきっかけで出会いました。
妻は銀行に勤めていて、現在たまたま住宅ローン関係の部署で働いています。
住宅ローン関係の部署は、ハウスメーカ/工務店から住宅ローン検討中の施主を紹介してもらうことがあります。
その関係で、妻の職場に来ていた住友林業の営業マンが、私たち夫婦が家づくりを検討しているのを聞きつけそのまま担当になりました。
- 家づくりの検討状況
- 購入検討中の土地の情報
- 夫婦の要望をまとめた資料を作っていたためそれを送ること
- ラフ設計を書いてもらうこと
といった内容を会話しました。これが住友林業との出会いでした。
ついでに夫婦と営業担当とのLINEグループもできたり、住友林業のことが色々学べる「マイホームパーク」というページにアクセスするためのIDを発行してもらいました。
このときの購入検討中の土地は別の記事でご紹介したいと思います。
また、夫婦の要望をまとめた資料とは、玄関やリビングといった場所ごとに希望を列挙した資料と、デザインの好みのイメージ写真をまとめた資料のことです。
計80ページくらいになっています。
このような感じです。
※デザインの好みのイメージ写真は著作権の問題上、掲載は控えます
資料の細かい説明は長くなりそうなのと、需要があるか謎なのでまた別の機会にご紹介したいと思います。
これは我が家の出会いならではのメリットで、安心感に繋がりました。
打ち合わせ1回目:住宅展示場で雑談(契約まであと64日)
この時点では住友林業のことを全くと言っていいほど知りません。
先ほどの出会いの中で、営業担当と電話で話したくらいの知識しか持ち合わせていませんでした。
そこで、私と息子(1歳)の二人で住友林業の展示場へ足を運んでみることにしました。
特にアポを取らずに訪問したため展示場の中を自由に見ていた。
すると、30分ほどして担当営業が飛んできてくれました。
打ち合わせ2回目:ショールームでラフ設計と仮見積の提案(契約まであと54日)
これが住友林業と契約した大きな決め手の一つ目になりました。
- 間取り案を考える中でボツにした案を提示してくれたこと
- ボツにした案はその理由をきちんと説明してくれたこと
- 一日の生活の流れや周辺環境に配慮したうえで設計いただいたことが十分伝わったこと
こういう配慮をしていただけると、間取り案に対する納得感が段違いになります。
こちらも長くなりそうなのでまた別記事で紹介しますが、もうほんとめっちゃ素晴らしかったので!ぜひ記事を楽しみに待っていてください!!
それとあわせて予算をしっかり500万円ほどオーバーした仮見積もいただきました。
うおぉぉいぃぃ!
ちなみに、我が家は5社くらいから間取り提案と仮見積をいただきましたが、全ての会社で予算オーバーしてました。
- 初回の仮見積時は予算オーバー
- 建築工事請負契約時には割引されて予算内で契約
- 詳細仕様を決める中でまた予算オーバー(100万円~300万円くらい)
※建物の形が複雑になると壁の面積が増えるなどで費用が増加するため、予算を抑えるためには四角い形や総2階などの一般的な家の形にする必要が出てくる…ということです。
打ち合わせ3回目:ショールーム内の設備の紹介(契約まであと48日)
2回目の打ち合わせで登場した仮見積では、提案工事額が300万円となっていました。
きちんと計上してくれるのはありがたいです。
でも、300万円の根拠は特に無く営業担当の想定概算額です。
我が家では監査(妻)が費用を厳しくチェックしていました…。
この想定額が我が家にとって多いのか少ないのかをはっきりさせる必要があります。
そこで、「提案工事額の精度を上げるために住友林業で取り扱いが可能な設備仕様を教えてもらおう!」ということに。
第3回の打ち合わせはショールームの見学になりました。
提案工事の説明はこちらの記事をご覧ください。
住友林業のショールームには水回りの設備や外壁材、床材のサンプルがあります。
全体のごく一部ではありますが、実際に採用可能な設備を見せてもらえます。
これにより「キッチンにはこだわりたい!」「トイレは普通のでいい」など、自分たちのこだわりポイントが見えてきました。
また、複数の設備メーカーの製品を見比べることもできますので、設備メーカーの好みもはっきりさせることができました。
そして、帰り際に住友林業の設備のカタログをいただくことができました。
設備総合カタログと、主要な設備の詳細カタログ(キッチン・システムバス・洗面化粧台など)の大きく2種類です。
このあたりのカタログは契約前でも貰えます。
積極的にゲットしましょう!
このほか、前回の間取りのラフ提案が素晴らしかったので、正式な間取り作成依頼をさせてもらうことに。
5万円の申込金の支払いをしました。
打ち合わせ4回目:デザインプランの提示(契約まであと36日)
前回申込金をお支払いしたことで、3Dデータで家のデザインプランを見せてもらえることになりました。
この日は営業担当だけでなく、設計担当の方も同席してくれました。
間取りの平面図から3Dデザインに変わると、家づくりがぐぐっと現実的なモノになります。
デザインプランが素晴らしかったのもありますが「おお…これが我が家…!!」とちょっと感動します。
ただ、本当の土地は分譲地の一画なのにデザインプラン上は緑豊かな土地に家が建っているので、そこはかなり非現実的でした笑
画質が粗いですが…こんな感じです。
デザインプランを見ながら外観や間取りの希望をお伝えします。
契約前にも関わらず、再度快く修正をしてもらえることになりました。
また、採用したいオプションを先輩施主ブロガー様のブログや設備カタログを見て少し考えてきていました。
この点もお伝えして見積に反映してもらうことになりました。
このタイミングでお伝えしたオプションの希望などはこんな感じです。
- 全館空調システムの初期費用・維持費用の提示(この時点では採用するつもりでした)
- 第一種換気システム(熱交換率90%)(全館空調システムを不採用とした場合の代替案でしたが、採用には全館空調が前提になることが後で分かりました)
- 断熱材をグラスウールからフェノールフォームに変更(無理ということがその場で分かりました)
- 窓仕様のグレードアップ(トリプルガラスやクリプトンガス)
- 防犯ガラス
- リブ木目調V軒天
- 軒を長くするオプション
- 床にレールが無い引き戸(標準仕様ということがその場で分かりました)
- ハーモシーリングやナチュラルシーリング
- LDKにコーブ照明やコーニス照明などの間接照明
- 食洗器を深型タイプに変更
- 洗濯機を混合水栓に変更
- 玄関に鍵掛け用のニッチを作成
- Pid4M
たくさんのブログを見ていたため、この時点で出る希望としては多いのかなと思います。
ちなみに、この打ち合わせから内容が細かくなってきました。
そのため、私から議事録を作成してLINE上で確認を取ることにしました。
後々言った言わないの水掛け論になるのが嫌だったことと、自分の中での復習にもなったため、議事録作成はかなり役に立ったと思います。
ちなみに契約後は設計さんが議事メモを取ってくれます。
打ち合わせ5回目:散歩しながら雑談(契約まであと33日)
この日は建築予定地の造成工事完了が間近でした。
そこで、見学がてら分譲地を散歩することを考えていました。
そのことを営業担当に連絡すると「たまたま近くに来ています!」ということでしたので、散歩がてらお話させてもらえることになりました。
これが住友林業と契約する大きな決め手の二つ目になったと思います。
普段の打ち合わせの場では聞けないような裏話からどうでもいい雑談までお話させてもらえました。
かなり長時間散歩していましたが、嫌な顔一つせず付き合ってくれました。
また、散歩した場所は新興住宅街でした。
このため、散歩中に通り過ぎる家を見ながら、他社のことも少し話してくれました。
その時に他社の悪口や貶すような発言は一切ありませんでした。
この出来事があったことで、営業担当の方に信頼を寄せられるようになったと思います。
打ち合わせに縛られない機会を作ることってすごく大事なことだと気が付きました。
なかなかこういう機会は無いのかも知れませんが、よければ参考にしてみてください。
打ち合わせ6回目:プランの再提案とインテリア、外構担当との出会い(契約まであと27日)
まず、第4回目の打ち合わせから修正した変更プランをご提案いただきました。
内容をふんふんお聞きして、一度持ち帰り検討することに。
契約前なのにめちゃくちゃ良くしてもらってます…。
そのほか、インテリア担当の方、外構担当の方と顔合わせをしました。
後から聞きましたが、契約前にこの方々と顔合わせをするパターンは普通は無いみたいです。
インテリア担当の方とは照明とカーテンの要望についてお話しました。
Panasonicのリビングライコンの採用と、ダウンライトをごりごり使ってもらうようにお願いし、後はセンスにお任せしました。
外構担当の方からは外構計画の聞き取りがありました。
…ありましたが、事前に間取りや駐車計画を確認していないことが丸分かりでした。
この時点で外構は別会社でやろうと99%決意しました…。
打ち合わせ7回目:多すぎる注文の確認(契約まであと22日)
本来はもっと先に打ち合わせの約束をしていたのですが…。
第6回目の打ち合わせ内容を持ち帰り、再度変更の要求をお願いしたところ、要求事項が多すぎて打ち合わせで確認したいという流れになりました。
LINEの文章が表示しきれずに「すべて見る」の表示が出る状態です。(これまでのやり取りでも何度かありました)
申し訳無いなと思いつつ、要求した背景/意図をご説明してプランに反映してもらえることになりました。
また、そろそろ契約が近づきつつあることを自覚していたため、工事請負契約約款の概要を説明してもらいました。
工事請負契約約款は冊子でもいただきました!
特に工事遅延や解約の場合の扱いについてお伺いし、プレッシャーを与えてしまいました…。
打ち合わせ8回目:展示場で変更プランと見積の確認(契約まであと17日)
第1回目の打ち合わせとは別の展示場に行きました。
この展示場は私の設計担当が手がけた展示場でした。
室内を案内してもらいながら改めてその方の設計力の高さに感動しました。
でも我が家は他の床材がサービス採用されていたため、選択できませんでした。悲しみ…。
感動と悲しさを味わったところで、変更したプランと見積を提示していただきました。
そしてこの時点で値引きを含めて予算内に収まりそうなことをお伺いしました。
第1回目の打ち合わせから約1か月半後の出来事です。
また、私からも住友林業と契約したいという旨をお伝えしました。
(実際にこのタイミングで他社にお断りのご連絡を入れました)
ただ、照明と外構のプランについては前回の打ち合わせから短期間だったこともあり、次回に持ち越すことになりました。
打ち合わせ9回目:契約前の最終確認(契約まであと8日)
このときは既に契約の意思を固めていたため、まずは契約当日の流れをお聞きしました。
契約締結の数日前までには、契約金の入金が必要とのことでした。
我が家は100万円をお支払いすることに。
既にお支払いしている申込金を除いて、収入印紙を含めて後日お支払いしました。
その後の打ち合わせの場では、照明と外構のプランを提示していただき、外構はお断りしました笑
ここでもかなり細かい要望をお伝えしましたが、契約もほぼ決まっていたためにこやかだったような…気がします…。
住友林業側も私たちも「契約後にまたお話していきましょう!」という雰囲気です。
打ち合わせ10回目:建築工事請負契約の締結(契約まであと0日)
ついに建築工事請負契約の締結へ…!!
契約書はきちんと読み上げながら説明する義務があるため、結構時間がかかります。
実印を押して契約に縛られる身になりました。
これまでは主に営業担当の方に対応していただきましたが、ここからは設計担当の方にバトンタッチすることになります。
そして現在は設計の方と打ち合わせの真っ只中!という感じです。
まとめ
駆け足でのご紹介となりましたが、いかがでしたでしょうか。
建てる会社はもちろん大事ですが、誰と家づくりをしていくかという点もそれと同じくらい大事なことだと思います。
私は住友林業と打ち合わせを10回重ねて、当然その間もLINEしまくりだったわけですが、住友林業のみなさまには本当に真摯に対応していただきました。
一生に一度の高い買い物ですが「ぜひ住友林業と契約したい!」と思えるように、背中をそっと押してくれたのかなと感じています。
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